【呪術廻戦】割とクズい冷淡な奴は時の政府に強制連行される【刀剣乱舞】 (ページ17)

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16話~一期一振の忠誠~ ページ17

in離れ

　

貴方side

　

　

さて、あの前審神者もいつの間にか気絶して政府のヤツらに回収させて一段落着いたな

　

呆気ないとか言うなよ、基本的に人生の節目節目なんて思いのほか呆気なくて気付くと終わってるんだから

　

　

ここが俺が過ごすことになる離れか……埃っぽいな、掃除するか

　

こんな場所じゃろくに本も保管出来ない

　

　

　

　

貴方「掃除用具は何処だ」

　

こんのすけ「掃除……ですか？この離れの掃除わたくしたちがやっておきますよ！！

ですのでその間A様は本丸内を散策してってくださいな！」

　

貴方「………ま、いいか…任せたぞこんのすけ」

　

こんのすけ「はい！！！」

　

　

　

言葉に甘えて離れを後にして荒れ果てた本丸の庭を歩き回る

　

途中何個か罠や落とし穴が仕掛けられていたが普通に分かりやすかったから掛かることは無い

これなら多分狗巻先輩がふざけて作ったやつの方がまだ上手いだろうな

　

　

　
一期「！A殿」

　

貴方「………一期一振」

　

　

　

適当にどこから手入れしようか悩みながら庭一面を見渡せる掛橋の作に座っていると背後から声をかけられて

　

振り向けば何故か笑顔の一期一振がこっちに駆け寄ってきていた

　

　

？何でこいつ笑顔なんだ

　

　

　

　

　

　

一期「前審神者が政府に引き摺られてから急に居なくなったので探しておりました

　

ここにいらしたんですね」

　

　
貴方「何処にいようが俺の勝手だろ」

　

　

　
一期「はい、ですがこの本丸は今や無法地帯です……何時何処で貴方の寝首を搔く者が現れるか分からないですから無闇に一人にならない方が良いかと…」

　

　

貴方「？……お前もその“寝首を搔く”一人だったろ、どういう風の吹き回しだ」

　

　

　

　

お前、俺の命いの一番に取ろうとしただろ

　

あんなんじゃ別に俺は死なないけど刀はやっぱり手入れされてなくても切れ味いい物は良いからな

今手がくっそ痛てぇ、血は止まったが如何せん痛みが全然引かないんだ

　

　

一期「先は誠に申し訳ありません……私は愚かでした、お許しくださいとは言いませんが……

　

　

　
この一期一振、名にかけて貴方に忠誠を誓います

　
一生を尽くし貴方に仕えましょう」

　

　