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私の仕事はデスクワーク、仕事に支障が出る。当然のごとく時間はかかるわけで、残業するかたちになってしまった。

キヨには連絡済みだ。

あんなに強烈なの初めてくらった。
シンプルに傷ついた。
明日から出勤したくない。

それか担当降りたい。

やっとの事で書類を終わらせた。
早く帰ろう。

あ、薬買わなきゃ...。
いやもういい。めんどくさい。

自暴自棄になりながらとぼとぼと帰路に着いた。

「...ただいま」

「おかえり、元気ないじゃん」

「うん、疲れちゃって」

自然に火傷した左手を後ろに隠した。キヨには気づかれていない。

キヨの顔を見て安心する。
あ、やべ泣きそ。

心配はかけちゃダメだな。

暗い気持ちのままリビングに行くと、とてもいい匂いがした。

「....ご、ご飯がある」

「たまには、いいかなーって」

仕事場でのこともあって、落ち込んでいた私の涙腺は、いとも簡単に崩壊した。

持っていたカバンも全て下に落ちて、ただひたすら袖で頬を拭っていた。

キヨはギョッとしている。当然だ。

オロオロしたあと、私を抱きしめてくれた。
暖かいよキヨ。

「そ、そんなに嬉しかった?」

「...うん。結婚しよ」

「おう」

私が俯いたま口を開くと、キヨは受け止めてくれた。
そして、私が不自然なほど左手を動かさないのに気づいたらしい。

「...A。左手どうした?」

「火傷、した」

「え、うわマジ!?」

バタバタと即席の氷嚢を作りタオルをまいて手渡してくれた。

「どうしたらこんなに酷くなんの?」

「ちょっとドジった」

「指先とかなら分かるけど、手の甲がこんなに腫れるのおかしくない?」

キヨはいつになく真剣だ。
ごめんキヨ。
今話さなくちゃいけないんだけど、

「キヨのご飯食べてからでもいい?」

私はとにかく、キヨのご飯が食べたかった。

「食べ終わったら会議な。
食器とかそのままでいいから、俺やるし。」

なんていい男なんだ。
収まった涙が、また目に集結してきた。

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あかいろ - すごく面白いです!続きが気になります!!! (2020年6月2日 1時) (レス) id: 0037200786 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬。(プロフ) - とっても面白いです!!更新まってます! (2020年4月22日 4時) (レス) id: 63bc0d8925 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - すごい面白いです!続き楽しみにしてます!! (2020年3月3日 1時) (レス) id: 55f78e88a7 (このIDを非表示/違反報告)
you you(プロフ) - やべぇー………更新頑張って (2020年2月26日 22時) (レス) id: be5e3b8c3b (このIDを非表示/違反報告)
まな太郎(プロフ) - 青林檎さん» ありがとうございます(TT)最近遅れ気味なのでがんばります(TT)(TT) (2020年1月16日 18時) (レス) id: b78b8c39a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ありんこ | 作成日時:2019年12月21日 2時

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