15頁 ページ16
キヨside
とんでもなくくだらない理由でAに当ってしまった。
Aは俺を心配してくれたのに。
俺は欲望のためにAを、悲しませた。
｢あー、やってしまったぁ...｣
ショックを受けたAの顔が
俺の脳内で何度も蘇る。
嫌われたらどうしよう。
すまんA。
俺も男なんだ。
それに、あの状況でお前を襲わなかったことに関しては｢よくやった｣と、言って欲しい。
それにしてもAの抱き心地最高だったな。
あれは毎晩一緒に寝たい.....
いや、そんなこと言っている場合じゃない。
はやくAに謝らないと！
リビングに行くと机の上にご飯が置いてあった。
一人分？Aのは？
しかも作るのはやっ！
リビングにいないとなると自室だな。
俺はAの部屋へと急いだ。
｢...A、さっきはごめん。
俺も色々爆発しそうだったから...、
それで、あの...
A？｣
返事がない。
え？なんで？
ドアを力任せに開けて、部屋に入る。
誰もいない。
携帯と財布もない。
必要最低限の荷物だけ持って出ていったとか？
携帯を取り出す。
あ、待って連絡先知らない。
帰ったら絶対聞いとこ。
Aは彼氏との修羅場から、まだ日が浅い。傷つきやすい、デリケートな時期だ。
なのに、
やってしまった。
もし帰ってこなかったらどうしよう。
事件に巻き込まれたりしたらどうしよう。
夜道で襲われないかな。
もう嫌な予感しかしない。
これがすれ違いってやつか。
でも原因が笑えねぇよ。
何とは言わないけど。
携帯と財布を持って
外に飛び出した。
あ、何か忘れた気がする。
まぁいいや。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 240人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まな太郎(プロフ) - らいちさん» ありがとうございます！！！！ (2019年12月22日 8時) (
レス) id: b78b8c39a7 (このIDを非表示/違反報告)
らいち(プロフ) - 素敵です！！！！！！！！！ (2019年12月22日 1時) (レス) id: e58ce47c5b (このIDを非表示/違反報告)
まな太郎(プロフ) - くらっかーさん» そこつっこんだら某ネズミ君に食べられますよ(真顔)コメントありがとうございます！！！ (2019年12月21日 23時) (レス) id: b78b8c39a7 (このIDを非表示/違反報告)
くらっかー - ○が仕事してないじゃないですかww好きですよそういうの(真顔) (2019年12月21日 18時) (レス) id: 34f4d10117 (このIDを非表示/違反報告)
まな太郎(プロフ) - ぬこぬこ。さん» 深夜テンションを褒めてくださるなんて(TT)ありがとうございます！がんばります！ (2019年12月20日 21時) (レス) id: b78b8c39a7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まな太郎 | 作成日時：2019年12月6日 12時
