主将さん。影山飛雄くん。 ページ16
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孝支の名前呼び宣言から僅か数秒で坂ノ下商店から誰かが出てきた
?「お?誰だ?スガの知り合い?」
菅原「此処で会った!A!」
『孝支……それじゃ主将さんに伝わらないでしょーが…』
?「ハハ……なんかすみません…」
出てきたのは如何にも主将!という感じの人だった。誠実そうでしっかりしていそうで。それでいて頼り甲斐のある人、という感じが強い。この人が主将なら納得だな
筋肉もバランス良く付いてるし、安定したプレーをしそうだ。さっきの田中くん。彼は頭脳派というよりパワー派だろう。孝支には敬語を使っていたし、恐らく2年生だろうか。そうなると彼は次期エース、といった所かな。メンタル面も強そうだし
?「俺は烏野高校3年の澤村大地です。男子バレー部の主将やらせてもらってます」
『青葉城西高校の国見Aです。今日青城に来たばっかなので部活とかは入ってないんですけど、後々バレー部のマネージャーやる予定です』
澤村「青城ですか!前に練習試合を組ませてもらったんですよ。また今度組ませてもらう予定なんですけどね」
『そうなんですね。俺からも監督や主将に話してみますよ。………それより、あの…視線を感じるんですけど……』
澤村「え?……あ、お前ら…」
主将さんの顔が般若の顔と化せばすぐに視線が逸らされたきがした。漸く振り返ってみれば、そこに居たのは影山飛雄くんとオレンジ色の髪をした男の子、金髪の背の高い子とそばかすの子だった
……?影山飛雄くんとオレンジの子は1年生……だよね?あとの2人は2年生?それとも3年生かな?
影山「あの」
『!何?どうかしたの?』
影山「さっき、国見って言いましたよね。あの……国見、の兄弟なんですか」
『……国見は、俺だけど…。……もしかして英の事?』
影山「!!ッス!」
『そうだよ。国見英の兄』
影山「やっぱり……」
どうやら影山飛雄くんは、写真こそ見せられていないが国見という珍しい名字に引っかかったらしい。まぁそんなに居る名字じゃあ無いし、そりゃ引っかかるよな
特に、英は影山飛雄くんとその他に金田一くん、という子と仲が良かったらしいし。中学最後の大会で仲間割れをしてそれからは影山飛雄くんと話していないと聞いているけど
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