【名探偵コナン】ようじになりました

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「しにがみってよばれてんの？まじ？」


「不本意だけどな」


「めちゃくちゃ不本意そうだね」


「逆に不本意以外にあると思う？」





コナンくん、死神らしいです。


そういえばそういえば、一体全体何故このスーパーウルトラ小学生たちとイケイケなスーパーダーリン安室、イケイケなスーパーブラザー緑川が知り合いなのかを聞き損ねていた事に気付いた。



いつの間にか残り少なくなっていたクリームソーダに、先ほど光お兄さんに持ってきてもらった先っちょが少しだけ折れる子供用ストローをぶっ刺して飲んでいる時のことだった。





「ボウズとは、ある事件で知り合ったんだ」


「え、ぽあろでじゃなくて？」


「それよりも先に別の事件で、だよ」


「ほほう…」





そういえば、透お兄さんもコナンくんとは事件の現場で知り合ったって言ってたな。


そして僕も事件で知り合った。


さらには光お兄さんもコナンくんとは事件で知り合った……って、死神というかコナンくんが事件ホイホイなんじゃ？それとも事件がコナンくんホイホイなんじゃ？




「え、じゃああのおじさん…もうりさん？だっけ、こなんくんのおとうさん？」


「いや、そういう訳じゃなくて…」





急に焦り出すコナンくんに、内心疑問が沢山あった。



だって子供と親というにはあんまりにも距離があり過ぎていた気がするのだ。実の父親のことを「おじさん」と呼ぶか、とか実の息子なのに事件現場に居るのを放っておくものなのか、とか。考え出したらキリがないけど、でもそれくらい違和感があった2人。


透お兄さんと毛利さんは言わずもがな師弟関係、みたいな。




けどどうもコナンくんと毛利さんの接点が見つからぬ。そういえば哀ちゃんが「江戸川くん」って呼んでいたっけ。江戸川コナン？江戸川乱歩とコナン・ドイルかよ…。


どちらも有名な作家だけど、実際にその作品を読んだことがある人は少ないんじゃないか？なんだか読書離れ、なんて言葉が出来ているくらいだ。電子機器や化学などの発展は、現代人の弊害とも言えるだろう。





「ボウズは毛利さんのとこに居候してるんだっけか？」


「あ、そうそう…。けどAくんにそれで伝わるかなって」


「いそうろう。わかるよ」





賢いなお前、と零したコナンくん。えーっと、君には言われたくないかも。
















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