【名探偵コナン】ようじになりました

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「えっ、はぎとしりあいなの？」


「うん、そうだよ」





一通りやる事が終わったのか、エプロンを片手に僕の隣に座った光お兄さん。何故か僕はその光お兄さんの膝の上に座っていた。



理由はほんの数分前にさかのぼる。





「お、なんだこの微妙な空気」


「緑川さん！」


「ひかるおにいさん」


「2人揃ってパッとこっち向くなよ、ビビるだろ」




僕たちの間に流れる微妙な空気を割くように、光お兄さんが登場した。コナンくんはとても残念そうに顔を歪めたが、僕にとっては好都合、つまりラッキーだった。この手の問いは苦手だ。問いと言うよりも、探りと言うべきか。


素直に答えるのも違うし、かと言ってなんと切り返せばいいのか分からない。




「こなんくんがいじめてくる」


「はッ！？」


「おーおー、年下は可愛がってやんねーとダメだぞー？」


「可愛がるって……」




全ての罪をコナンくんに擦り付け、光お兄さんに媚びを売ろうとすると思いの外ノッてくれた光お兄さんは僕を抱き上げて自身の膝の上に。そして冒頭に戻るというわけ。


相も変わらずコナンくんは冷めた目で僕を見ている。全く、お昼から態度がコロコロ変わりすぎて僕カゼひいちゃう。コナンくんのせいで。





「はぎって、むかしからあんなかんじなの？」


「あんな感じ？」


「ちゃらいかんじ」


「あー」




おっと。「あー」ってのが光お兄さんとコナンくんで被るとは思わなんだ。コナンくんも萩のことチャラいとは思ってたんだね。まぁ、なんか非番の日とか街中で可愛い女の子ナンパしてそうだもんね、彼。彼女とか本命の子が出来たら一途になるタイプ？あーいうタイプに限って上か下に美人で可愛い姉弟がいる。



肝心の光お兄さんは「そんな前のことは知らねぇけど」と前置きをした上で





「少なくとも、中学後半くらいからはあんな性格だったらしいぞ」


「だれじょーほー？」


「ん？松田って知ってる？こわーい顔した」


「しってる！」


「話が早いな。そいつだよ」






ほう！そういえば萩が「仲良し5人組」なんて言ってたけど、それの事かな？透お兄さん、光お兄さん、萩、松田さん。あと1人…足りない属性ってなんだろう？大体こういうグループって属性別れてるよね。そのおかげで成り立ってるみたいなとこある。



カワイイ系？クール系？……あ、おかん属性？まとめ役、的な。全員自由にいろいろやりそ〜〜、まとめ役超大事じゃん
















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