【名探偵コナン】ようじになりました

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「歩美はショートケーキ食べたい！」


「俺パンケーキ！」


「僕は歩美ちゃんと同じショートケーキで！」





注文する物が決まったコナンくんは、まず歩美ちゃんたちを呼んだ。ずっと梓さんと話していたから、何を頼むのか分からないんだって。


そうか、子供だからいつも決まった物を頼むわけじゃないんだね。大きくなると少しずつ好き嫌いが顕著に表れて、常連のお店では所謂「いつもの」風なものが出来上がる。



子供は良くも悪くも好奇心旺盛だし、いつも決まった物を頼むわけじゃない。それに「いつもの」なんていうカッコイイ物を恐らく小学校低学年である彼らが知るはずもない。僕も「いつもの」に憧れてたからなぁ。





「飲み物は？」


「オレンジジュース！」




その問いに、3人は声を合わせて答えた。特に歩美ちゃんの声が大きかったけど。



因みに僕はアイスクリームソーダ。コナンくんはアイスコーヒーだって。僕アイスコーヒーって苦手なんだよね。アイスコーヒーって冷たいのに苦いじゃん、なんかそれがミスマッチな気がしてならない。そこが好きって人も居るんだろうけど、僕はアイスコーヒーとホットコーヒーなら、断然ホットコーヒー派。



ホットコーヒーは1つミルクをいれて飲むのが1番美味しいんだよね。何もいれてないブラックも飲めるっちゃ飲めるけど、美味しく飲めるのはミルクを1ついれた物。本当に美味しいけど、あくまで僕の中ってだけ。友達は「何も変わらない」って騒いでたからあんまりあてにしない方がいい。






「梓さーん！注文してもいーい？」




コナンくんが呼ぶ声に「はーい」と返事をして、伝票のようなものを手に出てきたのは、先ほどまで歩美ちゃんたちと談笑していた黒髪美人。






「あら、歩美ちゃんたちで気付かなかったけど新しい子も居るのね」






「こんにちは」と笑顔を向けられた僕は軽く頭を下げる。美人は心臓に悪いぞ…。



元太くんが「さっき言ったAってコイツの事なんだぜ！」なんて言っている事から、さっき話していた中で僕のことも話題に出したらしい。



あ、話したんだね、僕のこと。3人にニッコニコの笑顔を向けられたので何も言うまい。小学生可愛い。















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