【名探偵コナン】ようじになりました

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「____これくらいかな」


「ありがとう！Aくん！」


「おやすいごよう」




一通りAくんに部屋の中を案内された俺は、お礼を言ってから安室さんと電話越しに話をする





「で、安室さんに萩原刑事。気になった事とかあった？」


《やっぱりゴミ箱が気になるかな〜俺は》


《僕も同意だ。コナンくん、Aくんに言って見せてもらう事は？》


「……無理そう。Aくん、自分自身で親に不都合になる物を隠してる気がする。他にめぼしい物を探してみるよ」


《ボウズ、頼んだ！》





Aくんに会話を聞かれないように小さな声で会話を切る。さっきと同じように彼がぼけーっとしてる間に部屋を探るだけ探ってみることにした。



取り敢えず母親の部屋だ。話を聞く限り父親は居ないって事だから調べるなら此処だろ




部屋には服や帽子の入ったクローゼット、化粧台などがあっていかにも"女性の部屋"といった感じだ。






「…ん？」





化粧台の上にはマニキュアや口紅が数種類置かれている。それ自体は別におかしくはないが……。





「……不自然に1箇所、空いてるな…」





綺麗に並べられている訳ではない。でも雑に置かれている訳でもない。それでも、この中でのその隙間はあまりにも不自然だった。あった物が急に無くなった、埋めるのを忘れたかのような隙間



……ここにあった物を捨てた？でも、だとしたら別の物で埋めたりとかするよな。実際母さんはそうだったし。埋めるっていうより、ほかの物をずらして……。いや、考えても埒が明かない。別の場所を見よう





次はクローゼットを開ける。すると中には沢山の女性物の衣服が。コートや長袖、ワンピースなど物はバラバラだが系統は似たり寄ったりの服達だ。



……でも、さっき母親が出てきた時に来てた服とは系統が全く違うような…。





「あ…」




俺の目に入ったのは写真だった。あの母親と、Aくんの2人の写真



写真立てにいられて大事そうに飾られている。




母親の方はさっきクローゼットに入っているのを見た服にツバの広い帽子をかぶって、Aくんの方は普通に子供が着るような服にデニムサスペンダーを履いていた。






「……アルバムとかねぇのかな」






いろいろ辺りを物色してみたが、アルバムらしき物は見つからず。代わりに沢山のピアスを見つけた。1つだけおかしい物があったが、取り敢えずそれは見逃しておく事にしたんだけどな。














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