𓂃◌𓈒𓐍 ページ7
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フーッフーッと猫のように威嚇をする狂犬くんにことはさんが近付いて行く。……心配は、無さそうだね
「…柊さん、僕はこの後用事があるので失礼します」
「用事ィ?」
「えぇ。制服の調達へ」
「……は?まだ用意してねぇのか?」
制服の調達という事を言うと途端に目を見開く4人。特に柊さんと梶さん。梶さんって目見開くと余計に猫に見えるんだよね。なんかぱっちり目の猫さんみたいで可愛い
それともうヘッドフォン付けちゃってるんですね。でも僕の声聞こえてるんですね。
「……調達するの忘れてました」
「早く行ってこい!!!」
最後はほぼ梶さんに怒鳴られて追い払われるようにして僕はその場を去った。勿論街の人達にもらった物達は有難く頂戴して持って帰らせてもらった。
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「全く…柊くんも皆も素直じゃないわね」
「ゲッ、ば、ばあちゃん……」
「あそこは素直に頼られなくて悲しかったって言えばいいのよ」
「そうそう!可愛い可愛い後輩の為ならなんでもしてやるって言えるのが漢ってヤツだぞ〜??」
「ばーちゃんは関係ねぇだろ…」
「梶くんも相変わらず素直じゃないわよねぇ」
「お、俺らってもしかして鬼灯にあまり頼られてねぇのかな…」
「松本くんは凹みすぎよ!頼られて無ければ背中は任されないでしょうに!そんなの松本くん達が1番知ってるでしょ!」
「それにしたって何も聞かされてないのは流石に……」
「柳田くんも深く考えすぎよぉ」
「そうだぞ!ウチの女房みたいに余計な事は考えんな!」
割と結構ガチに凹んでた多聞衆の人達。
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《おまけ》その後の桜とことは
「あとね、この街には守り人が居るのよ」
「モリビト?」
「とは言っても魔法は使えないんだけどね」
「魔法?」
「ただ、彼もこの街を守る一員なのよ。風鈴の生徒じゃないから守り人って呼ばれてるの」
「……なんで、街守ってんのに風鈴行かねぇんだよ、ソイツ」
「だって彼、高校生じゃなかったから」
「は?」
「今年、やっとこさ高校1年生よ。もしかしたら鬼灯も風鈴行くかもしれないのよね」
「鬼灯って……さっきの…」
「ん?肝心な所言ってなかったっけ?"街の守り人"はアイツよ。鬼灯」
「アイツが……」
「腕っ節も強いし、大人だし、冷静だし…。桜も鬼灯から学ぶことは沢山あるかもね」
「………」
「さ、戻ろうか」
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しらくも(プロフ) - すごく好きです…。 (4月24日 3時) (レス) @page21 id: 44a03850b3 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 星林檎さん» コメント有難うございます😊拙い文章なりに読みやすくなる様に頑張ってるのでそう言って頂けて嬉しいです!!鬼灯くんとすおちゃんの関係をこれからどうしていこうか考えてます😆😆 (7月26日 8時) (レス) @page19 id: b54df6e94e (このIDを非表示/違反報告)
星林檎 - わああああ!!ウィンブレの男主だぁーーーー!!!文章が上手くて読みやすいです!鬼灯くん、すおーくんとは相性悪そうですね…。これからどうなるのか、続きを楽しみに待ってます!! (7月26日 0時) (レス) @page19 id: f74057ae4d (このIDを非表示/違反報告)
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