𓂃◌𓈒𓐍 ページ4
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「やぁ狂犬くん。足元にも気を付けようね」
「なっ!?」
「クッソ…ッ」
一度狂犬くんに伸され、地面に転がっていたナイフ男が狂犬くんの足をナイフでさそうとするのを妨害。ついでに気絶する程度の力加減で蹴り飛ばす
ことはさんに笑顔でヒラヒラと手を振ると安心したような顔になってくれた。まずは安心させてあげないとね
「鬼灯くーん!!がんばれ!!」
「待ってたよー!!」
「いけー!!」
「ま、後は秒だね。街の人の応援に応えなくちゃ」
まず殴りかかって来た人の鳩尾にパンチを加え、5人の塊が居る方へ投げる。結構な力で投げたのでこれで6人一気にKO。
次にバットを持ってる人からバットを奪い取り敢えずへし折る。それに怯んだ瞬間に先にKOした6人の方へ蹴り飛ばす。
そして殴り、蹴り飛ばし、手刀を入れ……
「秒……」
「流石だな…」
「ことはさん、無事でした?お怪我は?」
「無いよ。ありがとう」
「いいえ。大した事では」
取り敢えずこの場に居る"敵"は全員倒した
仮にこの後増援が来ても、彼らも到着する事だろう
「なんだ、もう終わっちまったか」
「早すぎ」
「全く派手だなぁ!!」
「走ってきたがもう終わってたか…」
「やっぱり多聞衆でしたか」
後ろから聞こえる聞き慣れた声達に「やっぱりか」と声を漏らす。後ろのことはさんと狂犬くんはまさに対極の反応、嬉しそうな顔をすることはさんに至極不思議という顔をする狂犬くん
……そうか、狂犬くんは外から来た人(多分)だから今の風鈴を知らないのか。だから新入生とはいえ風鈴の狂犬くんの助太刀に来た
「……おっと、どうやらお話をする暇は無いみたいですね」
「増援か」
「めんどくせぇ奴らだな…」
「梶さん、新作の飴ありますけどどうです?」
「貰う」
先程からポケットに手を突っ込んで飴を探していた梶さんだがどうやら入ってなかったのか落ち込んでいたので
満足そうな顔で僕の手から飴を受け取った彼は早速包装を剥ぎ取り口に咥える。勿論ごみはポケットへ。そこでポイ捨てしないあたり流石風鈴の生徒だな、と思う
「見た感じは60人です」
「まぁ軽く12ずつか?」
「そうですね」
ニヤニヤと気味悪く笑う相手を前に、柊さんとそんな会話をした
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しらくも(プロフ) - すごく好きです…。 (4月24日 3時) (レス) @page21 id: 44a03850b3 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 星林檎さん» コメント有難うございます😊拙い文章なりに読みやすくなる様に頑張ってるのでそう言って頂けて嬉しいです!!鬼灯くんとすおちゃんの関係をこれからどうしていこうか考えてます😆😆 (7月26日 8時) (レス) @page19 id: b54df6e94e (このIDを非表示/違反報告)
星林檎 - わああああ!!ウィンブレの男主だぁーーーー!!!文章が上手くて読みやすいです!鬼灯くん、すおーくんとは相性悪そうですね…。これからどうなるのか、続きを楽しみに待ってます!! (7月26日 0時) (レス) @page19 id: f74057ae4d (このIDを非表示/違反報告)
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