〜風鈴高校〜 ページ14
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「おーい梶ー！お前に客来てんぞー」
「……は？」
もしや忘れられてるパターンかな？
時は経ち昼過ぎ。僕は周りより少し早めに風鈴高校の敷地に足を踏み入れた。どうやら新入生が事前に伝えられていた時間よりも随分と先に在校生は登校していたらしい
梶さんとの約束を果たす為、袋いっぱいに入れた十数種類の棒付きキャンディーを手に2年生の教室まで赴いたのだ
「！鬼灯……」
「梶"先輩"、昨日ぶりですね」
「……」
梶先輩と呼べば「ウゲェ」とでも言いそうな顔でこちらを見る梶先輩。生憎、学校の先輩に敬意も払えないような奴じゃないんですよ。少しばかりの違和感は我慢してほしいです
あと榎本先輩。あなたも奥で変な顔してるの見えてますからね
「これ、約束の飴です」
「こんなに？」
「有り余ってたので」
「嘘つけ。買ったんだろ」
「おや、何故？」
「ばーさんが言ってた。鬼灯が飴を沢山買ってるの、街の外で見たって」
……パン屋の奥さんかぁ。確かに街の外ですれ違ったな。まさか飴が大量に入っていた袋を見られてたとは。そして何よりその情報が本人まで届くのが早いこと早いこと…。つい3日前の事なのに
それ程までに風鈴の見回りは功を奏してるって事で良いのか、悪いのか……。僕としては見られてても全然いいんだけど、本人に知られてたとなると小恥ずかしい
「まぁ良いじゃないですか。失礼しました」
「あ、ちょオイ！！」
「梶先輩、級長でしたよね？級長が教室から離れちゃ駄目ですよー」
「チッ！次会った時覚えてろよ！！」
覚えてるかどうかは僕の海馬の働きによりますね
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ガラガラ
「……全然人居ませんね」
「僕を除いたら鬼灯くんが一番乗りだね」
未だにシーンとしていた1年の教室がある階を歩き1組の教室まで向かえば窓際に1人で立っている、有名な蘇枋くんを発見。どうやらあちらも僕を知っているようだ
「蘇枋くんに知られてるなんて光栄だな」
「オレこそ、鬼灯くんに知られてるとは」
「「………(食えないヤツだ)」」
お互いにずっとニコニコしたままどこか居心地の悪い雰囲気が流れていた所へ、それをぶち壊すかのように教室の後ろ側の扉がガラガラと開けられる
「……あれ？もしかしてお邪魔だった〜？」
「いいえ、そんな事」
「全然そんな事無いから気にしないで」
意図的に被せたな、蘇枋くん
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しらくも(プロフ) - すごく好きです…。 (4月24日 3時) (
レス) @page21 id: 44a03850b3 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 星林檎さん» コメント有難うございます😊拙い文章なりに読みやすくなる様に頑張ってるのでそう言って頂けて嬉しいです！！鬼灯くんとすおちゃんの関係をこれからどうしていこうか考えてます😆😆 (7月26日 8時) (レス) @page19 id: b54df6e94e (このIDを非表示/違反報告)
星林檎 - わああああ！！ウィンブレの男主だぁーーーー！！！文章が上手くて読みやすいです！鬼灯くん、すおーくんとは相性悪そうですね…。これからどうなるのか、続きを楽しみに待ってます！！ (7月26日 0時) (レス) @page19 id: f74057ae4d (このIDを非表示/違反報告)
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