𓂃◌𓈒𓐍 ページ2
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「こりゃまた派手にやってくれてますねぇ」
あの子に教えてもらった通りに街の入口まて来れば、確かにそこには暴れる男達が……まぁ、大勢とカウントしてあげよう。大勢居た。
そしてそれに向かい合う白黒頭の少年が1人
「……君、危ないよ?風鈴の新入生?」
「…誰だテメェ。テメェこそ危ねぇだろ。下がってろ」
「……あ、もしかして外から来た人かな?」
街の人で僕のことを知らない人は結構珍しい。自惚れとかじゃなくて結構真面目な話ね。理由は簡単、僕が街の人全員と接する事が出来るようにしているから
人を守るのに、その人の事を知らないなんて駄目でしょ?守り人失格だからね
「まぁどっちにしろ君が居てくれて心強いかもね。フウリンの人達が居ない今、新入生の君がいてくれるだけで大分違うだろうから」
「チッ、言ってろ」
「さ、戦闘開始だよ」
応戦体制に入った白黒頭くんを見て、僕も戦おうと応戦体制へ。
周りをチラッと確認すれば流石に店の看板やらを壊された事で危機感を感じているようで外に出てきている人は居ない。出ていたとして僕より後ろにある店の人達
それなら此処より奥へは行かせなければ良い。簡単だ
「……って、アレ?1人伸びてるね。君がやったの?」
「悪ぃかよ」
「いや?随分手の早い新入生だな、と思ってね」
「ふん」
さっきは気が付かなかったけど、足元を見ると何やら相手と見られる人が1人だけ伸びていた。……これは顔面パンチ食らったな。鼻の骨とか折れてるかも。……冗談だよ?
「さ、行こうか。狂犬くん」
「誰が狂犬だ」
少しの揶揄いを込めて言えば反論しながらも自分に向かってくる敵を回し蹴りする狂犬くん。へぇ、すごいな
狂犬くんが吹っ飛ばした相手が別の敵とぶつかってドミノ倒しのようになり騒ぎ出す。男が大人数で騒いだら煩いだろうに……全く。心配性な彼女が出てきてしまう
「狂犬くん。君はポトスの方まで戻ってくれないかな?」
「はぁ!?なんでだよ!」
「良いから。こっちは僕に任せてよ」
「……チッ」
……これで梅宮さんがキレ散らかす事は無いかな。狂犬くんにはことはさんを守ってもらおう
まぁ?ポトスの方には人っ子一人行かせないけどね
「おるぁ!!2人から1人になりやがった!!」
「舐めてんのかゴルァ!!」
「あははっ、雑魚集団って感じ?」
雑魚は雑魚らしくら吠えてなよ
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しらくも(プロフ) - すごく好きです…。 (4月24日 3時) (レス) @page21 id: 44a03850b3 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 星林檎さん» コメント有難うございます😊拙い文章なりに読みやすくなる様に頑張ってるのでそう言って頂けて嬉しいです!!鬼灯くんとすおちゃんの関係をこれからどうしていこうか考えてます😆😆 (7月26日 8時) (レス) @page19 id: b54df6e94e (このIDを非表示/違反報告)
星林檎 - わああああ!!ウィンブレの男主だぁーーーー!!!文章が上手くて読みやすいです!鬼灯くん、すおーくんとは相性悪そうですね…。これからどうなるのか、続きを楽しみに待ってます!! (7月26日 0時) (レス) @page19 id: f74057ae4d (このIDを非表示/違反報告)
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