エレベーターから始まる交流が何処にある。【ブルーロック】

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無事に顔面偏差値バカ高い2人組と乗ったエレベーターから降り、友達と待ち合わせをしている駅前に着いた。そこまで遠くない癖に、早く家を出てきてしまったので現在は集合時間20分前。彼女と待ち合わせしてる彼氏か私は。


適当に友達の目に付きやすそうな所に立ってスマホを弄る。こういう時って可愛い人や綺麗な人ならナンパとかされる所なんだろうけど生憎私はナンパとは縁が無い。ザンネン。



適当に、最近リリースされたゲーム(面白い)をやっていると丁度ランクが30に上がったタイミングで後ろから肩を叩かれる。振り返れば満面の笑みの友達。





「遅刻してるの分かってる？」


「えへ、寝坊しちゃって」


「今何分だと思ってんの？」


「…10時半デス」


「集合予定時間は？」


「………10時デス」




そう。私は9時40分近くに駅前に着いたのだが、今の時刻は10時31分。集合時間として伝えられていた時刻は10時。10時って分かるかコイツ


寝坊して遅れたと言っている割にはしっかりとセットされた髪の毛を見てハァとため息をつく。ヘラヘラと笑っているその顔を思わずぶん殴りたくなったが、それがコイツの良い所。私はコイツの長所を否定するつもりはない




それでも遅刻に対して謝罪が無いのは違うよね。




「……で？私に言うことは？」


「大変申し訳御座いませんでした麗しいA様に是非とも何かを奢らせて頂ければ幸いで御座います」


「宜しい。ス○バ行くよ」


「畏まりました……」




いやー、執事出来たみたいで愉快愉快。こんなの知り合いに見られたら恥ずかしすぎてヤバいけど運良く見られるなんてしないでしょ。なんかトンカチの音するんだけど気の所為だよね？


まぁ余計なことは考えず何を奢ってもらうか考えよっと












「何あの人たち、おもしろ〜」


「蜂楽覚えてねーの？潔が住んでるマンションの同じ階の人だよあの仁王立ちしてる人。8階の。確か凪も同じマンションで6階だったっけ」


「あー！どーりで見た事あるワケだ！あの美人さんね！」


「俺は覚えてる千切より覚えてない蜂楽の方が心配だぞ。何回もすれ違ってんのに」


「え、そんなに？？」








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