ヒロインとかいう奴が現れた。【ブルーロック】

騒がしいクラスメイト ページ8

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そもそもこういうお助けアイテム？みたいなノートとかってヒロインが持ってるんじゃないの？設定忘れた時の為に、とかさ。俺が持ってて良いの？なんでよりによって俺？世界のバグ？



いろいろな疑問に悶々と考え込んでいると、静かだった教室に勢いよくドアが開いたガラガラ！という大きな音が響いて俺は肩を震わせた




「ぇ、っ！？」


「およ？一番乗りだと思ったんだけどな〜」


「………、？？」


「あれ？キミ誰？同じクラス？俺蜂楽廻！蜂楽とか呼んで！1年間宜しくね！！」


「ぁ、えっと、青城A……、青城とか、」





俺を視界に入れた瞬間駆け寄ってくる目の前の男。黄色のインナーカラーを入れてる、どちらかと言えば幼めのイケメン。騒がしい。てか同じクラスだから此処に俺もお前も居るんだろ



それと距離の詰め方が苦手。早すぎて着いて行けん





「アオギ？どういう字？」


「あお、は……色の…。ぎは…、えっと、お城で、」


「そっちの青城かー！青い木でアオギかと思った！青い城か、なるほど〜！」


「ぁ、うん……、」





1人で盛り上がっている蜂楽を他人事のように見る



騒がしい人は苦手だ。別に嫌いでは無いんだけど、ペースが早いというか、なんというか。話がスパンスパン変わっていくから追いつくのに精いっぱいな記憶しか無い


そして俺のこの性格(人見知り)。要素はもう十二分に揃っている





「青城は席そこなの？？」


「う、うん……。前に座席表あるし、……蜂楽、くんも…見て、きたら……」


「うおホントだ！？見てくるー！」





窓際の1番後ろ、即ち《ヒロイン席》と呼ばれる席の俺の所へ居た蜂楽は駆け足で教卓の方へ向かった。教室内なんだかそんな急がなくても、とは言いそうになったけど蜂楽の性格上そんな事を言っても聞く耳を持たないだろうと思ったので辞めておいた



「お・れ・の・せ・き・は〜〜っと」なんて独り言を言いながら席を探す蜂楽の後ろ姿を眺める。そういえば蜂楽の第一印象が騒がしいインナーカラーのイケメンなんだけど。氷織くんもイケメン……まぁ、可愛い系イケメンの部類だろうな




……何？顔面偏差値で生徒取ってんの？俺虚しいだけじゃん















「お！青城の前の席だ！あおぎあおぎー！！よろしく！」


「あ、ウン……、」






まじか。












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蜂楽のサッカー→←乙女ゲームらしい

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