ヒロインとかいう奴が現れた。【ブルーロック】

乙女ゲームらしい ページ7

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興味本位で1ページ目を見ると、上の方に〜目次〜と書いてあって思わず「説明書か？」と声に出てしまった。マズイ、と思ったが教室には誰も居なかったので実質セーフ。セーフだよな？




「……好感度、…攻略対象、ルート分岐……ヒロインの、存在…」





目次の中からいくつか気になった見出しを読み上げてみる



聞けば聞くほど、あの電子音と関係のある単語がポンポン出てきて頭を抱えたくなった。何故今日なんだ。今日急にそんな事になるか普通？確かに何か起こる時は前触れもなく急に、なんて言うけど急すぎるんだよ




「……好感度は、攻略対象の上に見える数字のこと…。数字によって攻略対象がヒロインをどう思っているかを把握することが出来る……」





……氷織くんの上にあった数字が好感度だって言うのか？なんで小数点第二まで？普通一の位までじゃないか？0.24ってそんなに刻む？そんなもんなの？


仮に0.24だったとしてなんでそんな1にも満たない好感度の上げ方してんだよ。どういう事したら0.24だけ上がんの？氷織くんの事助けた上で氷織くんの家族侮辱した？プラス分からマイナスされて0.24？




「ワケわかんねぇ……」




目次の1番上に【この世界について】というのがあった為、好感度のページから離れて1番初めのページに戻ってみた。えっと……3ページ……。





「この世界は乙女ゲームの世界です……、










いやそりゃそうだろうな」






攻略対象？ヒロイン？？好感度？？？ここまで来て普通の世界ですなんて言わせねーぞ？どんだけ創造神がとち狂ってる世界なんだよマジで。それより乙女ゲームの世界ですって言われた方が納得いくわ



当たり前のことも書いてあるのか、と少々イラつきながらもノートを読み進めればまぁいろいろな事が分かった。




取り敢えずこの乙女ゲームは別の世界でプレイされているゲームだということ。攻略対象がそこそこの数居るということ。ヒロインの名前が"結条 美来"だということ。好感度は最低0、上限は100だということ。



まぁここがゲームの世界だったのなら話は早い。俺が今まで疑問に思っていた【意思に反した行動】というのはゲームの世界だからプログラムされている様に行動していた故のものなんだろう。……それはそれで、なんだか複雑だが





しかし新たな疑問が1つ。何故このノートにこんな事が書かれているのかということ












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