ヒロインとかいう奴が現れた。【ブルーロック】

幼馴染ってなんだっけ ページ17

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「青城もサッカー部はいろーよ！！」


「サッカー興味ねぇ？」


「……は、はぁ、？」





担任から「部活は今日から入る事が出来る」という説明を受け、放課後。男女と蜂楽の両方から「サッカー部に入れ」と脅しを受けていた。冗談。サッカー部に誘われていた



いや、お前ら生徒会長の話聞いてた？「生半可な覚悟で入るな」って声を大にして言ってたでしょ？俺、そんなにサッカーに一筋で生きてきた訳じゃないから門前払いされる確定なんだけど。え、何？門前払いされてる俺見たいってこと？





「いっくぞー！！千切ん走れー！」



「あ"ッ、蜂楽廊下は走んなー！！」






蜂楽痛い痛い痛い痛い痛い。腕ちぎれる、腕掴んで走らないで。んでもって男女、お前も廊下走ってる。お前は教師か









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「……と、いうことで、」


「はは、ご愁傷様やね青城くん。2人とも小さい頃からこんな感じやったんよ」


「……ん？え、ひ、おりくんも…知り合い、なの、」


「うん。関西の方で生まれて、親の都合で幼稚園の頃はこっち来てたんよ」





蜂楽に引っ張られ、男女に追い掛けられてやって来たのはバカみたいに広いサッカーグラウンドだった。そこには沢山人がいて、中には朝見た氷織くんの姿もあって。



蜂楽は黒髪くんの元へ、男女は橙髪くんの元へそれぞれ行ってしまい1人ポツンと残された俺はとりあえず氷織くんに声をかけた。取り敢えず知り合いを捕まえる、これ常識です皆さん




そして氷織くんもあんた、蜂楽達と幼馴染なんですか。あの、え何人いんの。此処にいる全員がそうだとか言わないよね。まさかだよね






「お、氷織やんけ」


「…げ」


「「げ」とはなんや、先輩に向かって」


「過去の言動を見直してから言ってくれん？」





だれーーーーーー。



なんか特徴的な髪型をした黒髪の関西弁の先輩らしき人。胡散臭そうな顔してる。でもマダムには好かれそうな顔してる。……氷織くんの知り合いか。なんか関西弁だし。険悪そうだし。凸凹だし。







「そっちは？」


「烏には関係無いやろ。あっち行ったあっち行った。子猫ちゃんが怯えてまうやろ」


「は？子猫ちゃん？」


「気にせんといて。乙夜くんとでも話して来たらええやん」


「乙夜遅くなるらしいで。どーせ新入生引っ掛けとるんやろ」


「なんで僕らの先輩は皆こうなん……」








うーん……険悪…？仲良しの間違いか？












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★蜂楽の友達→←男女はどっちにもモテるもの

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