羽のある幼い女の子【名探偵コナン】 (ページ7)

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『とーるくんじゅーす…』

安室｢少しずつ飲むんだぞ｣

『あい…』

アイスコーヒーが衝撃的だったのか未だにしょぼくれている
コナンくんも申し訳なさそうに苦笑いをしている

梓｢セイラちゃん！カルボナーラできたよ｣

『かうろらーな！』

よくみてみるとセイラが食べやすいように小さく麺を切ってくれている
ありがたいな

まぁそれも関係なしに汚しまくるのがセイラだが

ｺﾅﾝ｢わわ！僕が食べさせてあげるからスプーン貸して！｣

あまりにも零すのでコナンくんが食べさせてくれている

安室｢助かるよコナン君、今お客さん多いからもう少しセイラの相手お願いしてもいいかい？｣

ｺﾅﾝ｢大丈夫だよ！こっちは僕に任せて！｣

今も事件のときも頼りになるな君は

『あー…(ﾓｸﾞﾓｸﾞﾓｸﾞ
おいしーねぇ(ﾆｺｯ』

ｺﾅﾝ｢よかったね(ﾆｺｯ｣

笑顔のちっちゃい2人に写真を撮りまくっている梓さん
お客さんも小さな2人の会話にほのぼのしている

『あー…』

口に入っている物が無くなると次をくれと催促するセイラに文句も言わず食べさせてあげるコナンくん…
まるで小鳥と親鳥だな

安室｢お客さんも少なくなってきたしわかるよ？｣

ｺﾅﾝ｢あともう少しだから大丈夫だよ
安室さんもお昼休憩でしょ？｣

どんだけ気遣い出来る子なんだ…

安室｢それじゃあお言葉に甘えて(ﾆｺｯ｣

『おころあにあまえて！』

安室｢お前はもう甘えすぎてるだろ｣

『？？』

ｺﾅﾝ｢ｱﾊﾊ)｣

もぐもぐと口を動かしながら僕の言うことを真似する
最近よく真似をすることが増えたのだ
今みたいに僕の言ってることもそうだが行動なども真似してくる

『あー！』

ｺﾅﾝ｢ちょっとまってね｣

人間の姿がほぼだが鳥の羽があるってことは少しは鳥の習性も…
だとしたら小鳥のようにご飯を催促することも僕の後をついてまわるのも頷ける

安室｢…｣

ｺﾅﾝ｢安室さん？｣

僕が考え込んでいることを察したのか不安そうにこっちを見ているコナン君

安室｢代わるかい？｣

ｺﾅﾝ｢ううん、疲れてるのかと思って｣

公安、探偵、喫茶店、組織…彼はこの顔全てを知ってるからこそ言ってくれているのだ
それに加えてセイラの存在を知ったからだろう

安室｢セイラのおかげで楽しいよ(ﾆｺｯ｣

ｺﾅﾝ｢そっか(ﾆｺｯ｣

これは本当のことだ
前まで働いて寝て特に娯楽もなかったのが嘘かのように今が楽しい