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ピンポーン

インターホンの音で目が覚めて隣をみるとまだセイラちゃんは寝ていた

パジャマのままドアを開けると安室さんが立っていた

コナン「安室さん!?」

安室「昨日はすまなかった
これ、お礼にお菓子と小説だよ」

袋の中をみてみると昨日発売された気になっていた小説が入っていた

コナン「なんでこれがほしいって…」

安室「この間ポアロで楽しそうに話してくれたじゃないか
昨日セイラがいたから買いに行けなかっただろうしね」

コナン「ありがとう!!
あ、まだセイラちゃん寝てるんだ
そのあいだに聞きたいことがあって」

安室「…」

安室さんを居間に連れてきて小声で話す

コナン「セイラちゃんの羽、あれ飾りじゃないよね?」

安室「そうだね、もう君なら気づいてるかもしれないが
セイラはこの間ニュースにもなっていた人間オークションにいたんだ
もといた所には帰りたくないって言うし、親の存在もわからない
不思議なことが多すぎるため施設にも入れられず僕が引き取ったんだ」

コナン「セイラちゃんは病気なの?」

安室「天使病のことかい?
僕もその説が1番考えられるとは思うがあの子はたぶん違う
あの子の羽は大きくなりすぎているからもし天使病なら栄養失調で既にこの世には存在していない
自分の力で飛ぶほどの大きな羽になる前に亡くなってしまうみたいだからね
あの子はもう自分で飛べる」

コナン「飛べるの!?」

安室「僕との約束を守ってくれているから1度しか見たことは無いけどね
あの子は飛べるよ」

コナン「そっか…
オークションに来る前のセイラちゃんって…」

安室「たぶん実験施設だ
それもかなり酷い扱いだったみたいだよ」

ドッグフードしか食べさせて貰えなかったこと、羽を毟られたこと、羽の生えた仲間がいたがみんな亡くなってしまったこと

コナン「…」

安室「唯一生き残ったのがセイラなんだ
このことはセイラの前では言わないで貰えると助かるよ」

安室さんは独自にセイラちゃんの育った場所を探していたらしい
やっと見つけた施設で大量の資料と羽、羽の生えた人間の遺体を見つけた

安室「資料に書かれていた文字は手書きでね
日本語なんだろうけど酷く汚い字で読めなかったんだ
唯一分かったのは今話したことだけだよ」

コナン「やっぱり安室さんでもセイラちゃんのことは…」

安室「あまりにも謎が多すぎる…」

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作者名:セイラ | 作成日時:2023年3月21日 19時

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