◯１０６◯you ページ38
◇
手を引かれて足を踏み入れた空間は高い高い天井に天使が飛びかう様子が描かれていて
靴を鳴らす大理石のフロアーは琥珀色に光っている。
急にこんな所……
A「ちょっと待ってっ、」
翔「心配しなくても大丈夫だって。
あ、明日の朝、あのラウンジでコーヒーでも飲もうか。窓から見える景色が絶景だって、たしかネットで読んだ記憶が有るんだ」
早口に話す彼の背中を見ながら
手首にしたシュシュの上から腕を捕まれて身動きが取れない。
◇「お部屋までご案内を……」
翔「それは大丈夫。
二人きりで居たいんで、」
どうしちゃったの？
「どうせならスイートルームとかが良かった？やっぱさ、次回はもっと計画的に動かないと……」
丁度開いたエレベーターの扉に滑り込むように 乗り込んだ。
A「翔くんっ、」
翔「……」
ぐんぐん上るエレベーターの階数を示す電光数式が、事をカウントするように目まぐるしく変わる。
私の手を離さない。
二度と離さないとでも言いたげな大きな手は熱くしっかりと私を離さない。
どういうつもり？
話をする場所が必要だからって
きっとそういう意味だよね？
開いたエレベーターの扉の先は
長い廊下を薄紅色の絨毯が敷き詰めている。
A「ね、待って、翔くん、」
ピカピカ光る部屋のナンバーを確認した彼はルームキーを差し込んで扉を開けた。
A「突然こんなのって……」
扉の向こうに開け放った窓から零れ落ちる夜景の宝石がチカチカと蠢いている。
翔「すげ……、絶景じゃん」
やっと私の手を放した彼は夜景の海に吸い込まれるように窓の景色に見とれている。
A「翔くん、あのね、私は……」
翔「Aちゃん、
いや、Aはさ、今俺にどうして欲しい？」
言葉を遮るように振り向くと光を背景に綺麗な瞳が真っ直ぐに私を見ている。
翔「１、何も聞かずに優しく抱きしめて欲しい？
２、話を聞いて欲しい？
３、そうだな……バーで酒飲んで帰る
４……、」
そう言ってジリジリと距離をつめてから
私の顎を指で持ち上げて視線を絡ませた。
翔「４、俺にめちゃくちゃに抱かれる…………とか？」
A「２、話を聞いて……欲しいよ、」
翔「残念。俺的には４だったらいっそ……」
。
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新月(プロフ) - cloverさん» cloverちゃん*.(*^^*)こちらに来てくれて、メッセージ頂けて、そして元気で本当に嬉しいよ:*・。お手紙、胸があたたかくなりました。こんな風にcloverちゃんとお話出来るのも、心がポカポカするのも嵐さんのお蔭…感謝を忘れないで私の場所から応援させてね+..◯ (2014年10月29日 10時) (
レス) id: 90cd8d33e4 (このIDを非表示/違反報告)
新月(プロフ) - てるさん» てるちゃん*.+.(*^^*)お久しぶりです◯.+.来てくれて本当に嬉しいです。.*◯うんうん。ヒロインちゃんと二ノのシーンは私も書きながら切なくて……あの川原のシーンを書きたくてこのお話を書いたというくらい、私には重要なシーンでした.+:それぞれの想いが未来へ…… (2014年10月29日 10時) (レス) id: 90cd8d33e4 (このIDを非表示/違反報告)
新月(プロフ) - nonokarashiさん» これからラストに向かってお話が展開していきます(^^)どうか最後までお付き合い頂けたら何より嬉しいです◯*.:*コメントありがとうございました(*^^*) (2014年10月29日 9時) (レス) id: 90cd8d33e4 (このIDを非表示/違反報告)
新月(プロフ) - nonokarashiさん» nonokarashiさん:.*+こんにちは+*.:嬉しいコメントありがとうございました(*^^*)物語の一言一言にｼﾞｰﾝとして下さったなんて…そんな風に言ってくださると、また頑張ってお話を書き進めようと意欲が沸きます♪嬉しいです◯。* (2014年10月29日 9時) (レス) id: 90cd8d33e4 (このIDを非表示/違反報告)
clover(プロフ) - 新月お姉さんへ.｡*☆『新月のプレイリスト』のコメント欄にお手紙をお送りしました。お時間がある時、覗いて頂けたら嬉しいです。。cloverより。（久しぶりで突然の出現、すみません…） (2014年10月27日 20時) (レス) id: d7fa64555d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：新月
| 作者ホームページ：ttp://http://uranai.nosv.org/u.php/novel/0527001/
作成日時：2014年8月30日 22時
