◯９５◯you ページ27
◇
「夢が叶うように……はみ出さないように……」
きっと頭がおかしくなったんだって思った。
和也の歌が月の隙間から落ちてきたから。
「いつもきれいなゴールを……」
寝転んで目の上に置いた両手をきつく握ったらシュシュから微かに翔くんの煙草の匂いがする。
「願ーう、けど？」
確かめる為に薄目を開けたら
シュシュの隙間から薄い茶色の目と三日月が見えた。
和也「何してんの、こんな所で……」
A「っ!」
和也「歌いたいならカラオケ行きなさいよ。二次会、カラオケだってよ？」
A「！」
和也「けどなー、
"虹のカケラ"は二宮和也の幻の名曲だからな……カラオケ行っても歌えないか、」
『よいしょ』と小さな声で呟いて隣に座った和也の横顔が月の光に照らされてあんまり綺麗だから幻なんじゃないかと思う。
和也「"幸せ"なはずのAが何で泣く……」
７年ぶりに聞いた和也の口から出る自分の名前が懐かしくて
喉の奥がギュッと締め付けられて苦しい。
和也「夜道を１人で歩いたら危ないでしょうが」
あの頃より少し低く感じるその声は
あの頃から時間が過ぎたんだって分かりやすく教えてくれる。
和也「彼氏……いるんだって？」
A「え？」
和也「ご丁寧に南が教えてくれたよ」
A「ぁ……、」
和也「時間……過ぎたんだな。俺らの間に……」
A「……、」
和也「あの頃最高に楽しかったよ。Aが居て、
観客は通り過ぎるだけの通行人で、
月がスポットライトでさ、
色んな場所に行ったけど
あの"ステージ"を越える場所にはまだ出会えてないよ」
和也「けど、そっから卒業しなきゃなんない時期なのかもなって、
曲を書いてた」
A「、……」
和也「俺らはさ、こっから次のステージに進まなきゃなんないのかもな……」
言いながら放り投げた石が放物線を描いて川原の月をﾎﾟﾁｬﾝと崩した。
。
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新月(プロフ) - cloverさん» cloverちゃん*.(*^^*)こちらに来てくれて、メッセージ頂けて、そして元気で本当に嬉しいよ:*・。お手紙、胸があたたかくなりました。こんな風にcloverちゃんとお話出来るのも、心がポカポカするのも嵐さんのお蔭…感謝を忘れないで私の場所から応援させてね+..◯ (2014年10月29日 10時) (
レス) id: 90cd8d33e4 (このIDを非表示/違反報告)
新月(プロフ) - てるさん» てるちゃん*.+.(*^^*)お久しぶりです◯.+.来てくれて本当に嬉しいです。.*◯うんうん。ヒロインちゃんと二ノのシーンは私も書きながら切なくて……あの川原のシーンを書きたくてこのお話を書いたというくらい、私には重要なシーンでした.+:それぞれの想いが未来へ…… (2014年10月29日 10時) (レス) id: 90cd8d33e4 (このIDを非表示/違反報告)
新月(プロフ) - nonokarashiさん» これからラストに向かってお話が展開していきます(^^)どうか最後までお付き合い頂けたら何より嬉しいです◯*.:*コメントありがとうございました(*^^*) (2014年10月29日 9時) (レス) id: 90cd8d33e4 (このIDを非表示/違反報告)
新月(プロフ) - nonokarashiさん» nonokarashiさん:.*+こんにちは+*.:嬉しいコメントありがとうございました(*^^*)物語の一言一言にｼﾞｰﾝとして下さったなんて…そんな風に言ってくださると、また頑張ってお話を書き進めようと意欲が沸きます♪嬉しいです◯。* (2014年10月29日 9時) (レス) id: 90cd8d33e4 (このIDを非表示/違反報告)
clover(プロフ) - 新月お姉さんへ.｡*☆『新月のプレイリスト』のコメント欄にお手紙をお送りしました。お時間がある時、覗いて頂けたら嬉しいです。。cloverより。（久しぶりで突然の出現、すみません…） (2014年10月27日 20時) (レス) id: d7fa64555d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：新月
| 作者ホームページ：ttp://http://uranai.nosv.org/u.php/novel/0527001/
作成日時：2014年8月30日 22時
