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目の前に眠る彼は目を覚まさない…
「わからなかったよ…まっすーが苦しんでたってこと。ごめんね…ごめんよ、まっすー…」
小山はそうボソリと呟き、まっすーの体に手をおいた。
正直、まっすーの体はまっすーにしかわからないし、まっすーも今は戦っている。
俺らにはこうして見守ることしかできない
これぐらいしかできない。いや、これだけでもやりたいんだ。まっすーを守りたいから。まっすーのそばに居たいから。
「高確率なんだよね」
「そういってたな…」
もし、そうなってしまったらこれから俺らどうするべきなんだろうか。
嫌なことばかりが頭を巡る。
奇跡起こってくれないかな…
絶望的な選択を下されてから日にちはどんどん経っていった。
それでもまっすーは目を覚まさない。
髄膜炎という病気は、増田の脳を数時間でどれくらい侵食したのだろうか。
俺と小山は毎日お見舞いにきた。
しかし、俺らの間に生まれる会話は少なく沈黙ばかり。
話題も暗いままだった。
食事も喉を通らず、小山も少し痩せたように見えた。
そんなある日のことだった。
今日もいつも通り病室に来て、ただ眠るまっすーを眺めるだけだと思ってた。
手を握って、まっすーに話しかけて、目を覚ますのを祈る。
小山も来て、2人で眠るまっすーを見つめていた。
「まっすー…俺らどんだけ待たせるんだよ…」
「まっすー…そっちの世界に居ないで戻ってきてよ…」
2人でボソリとつぶやく言葉
それに反応したのか、まっすーの目がぴくりと動いた。
「まっすー…?」
「…んっ…」
ベットで眠っていた眠り王子は、ようやくその瞳を開けたのだった。
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ここから急展開してます!ごめんなさい! By 作者
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ゆき慶(プロフ) - そこら辺の人さん» 大丈夫です!細かく書いてくれてありがとうございます。了解しましたm(_ _)m (2022年11月21日 18時) (レス) id: 314c208f86 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の人 - そのまま発作が収まらなくて吐いちゃって倒れちゃって気づいた時にはそれが怖くて泣いちゃうのをメンバー2人が甘やかすというのをお願いします 長いし遅くなってしまってほんと申し訳ないです (2022年11月15日 23時) (レス) id: d6827cc4a9 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の人 - シゲが喘息でずっとメンバーに隠してきてある日現場が埃っぽくて発作が出そうになる所を何度も我慢して耐えてたけど限界になって1人でバレないように楽屋戻るけど手の震えで薬が取れなくてどんどんひどくなっちゃってるを2人が見つけた時には酸欠状態で過呼吸になってる (2022年11月15日 23時) (レス) id: d6827cc4a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき慶(プロフ) - そこら辺の人さん» 大丈夫ですよ! (2022年10月11日 20時) (レス) id: 314c208f86 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の人 - 嘔吐表現が入るものっていけますか??m(_ _)m (2022年10月9日 21時) (レス) id: 281b2b014a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき慶 | 作成日時:2022年4月13日 21時