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意識がはっきりしない…
ここどこ…?俺、何してたっけ…
だんだん意識がはっきりしてきたとき、俺はこれまでの経緯を思い出した
あぁ…俺、むしゃくしゃして怒って逃げて、気が付いたらここにいたのか…
「まっすー大丈夫?」
声のするほうを見ると、シゲと小山が俺を心配そうにのぞき込んでいた
「んっ…俺、どうしてここに…?」
「倒れてたんだよ。過労と栄養失調だって…」
あぁ…確かに俺、ご飯あまり食べてなかったな…
「ごめん、二人に心配かけたね。俺馬鹿だと思ったんだよ、二人にやつあたりしたってなんも変わんないのにさ…こうなる前にしっかり休んでおけばよかった。これも変な俺のプライドだよね、ほんとごめん」
「変じゃないよ…まっすー頑張ろうとしてたんだね。俺らこそ、逆にまっすーの気持ち知らなかったからさ…」
「まっすー、ドラマにバラエティにそれにこの打ち合わせだもん。衣装はまっすーにばっかり頼って、少しは休んだらって声かけたけどさ、でも、まっすーはどうしても完成させたかったんだよね?」
こくりと俺はうなずいた
俺しかこれはできないからって、一人で頑張りすぎた。
「うん、でも全然アイディア浮かばなくってさ…頭全然回らなくって」
「まっすーでも頑張りすぎはやっぱりよくない。俺らもまっすーの気持ちもう少しわかればよかったんだけどね…、でも少しはリラックスするのも大事だって。5分でも10分でも仕事以外のこと考えてもいいし、しっかり睡眠はとって、食べてさ。ほら、まっすーこんな痩せちゃったし…」
俺の体がすべて証明していた。痩せた体、眠気に頭痛に倒れるほど限界までがんばって、それはこうなるわ…
「あのさ…俺たちまっすーの力になりたい。だからさ、まっすーは少し休んでよ。衣装俺らにも考えさせて?」
「え?」
「俺らまっすーに衣装いっつも任せてたからさ。だから、衣装も手伝うよ。それにほかのこともしっかりアイディアだして3人で話し合って、それで作ってこそのライブだし。まっすーほどいい案は出ないかもしれないけど…やっぱ、ダメかな?」
二人とも…
「もちろん。俺もこんなになっちゃったし、三人でかんせいさせよ!」
こうして、ライブまでの数日間、まっすーはしっかり体を休ませつつ、三人で打ち合わせを進めることになった。
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ゆき慶(プロフ) - そこら辺の人さん» 大丈夫です!細かく書いてくれてありがとうございます。了解しましたm(_ _)m (2022年11月21日 18時) (レス) id: 314c208f86 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の人 - そのまま発作が収まらなくて吐いちゃって倒れちゃって気づいた時にはそれが怖くて泣いちゃうのをメンバー2人が甘やかすというのをお願いします 長いし遅くなってしまってほんと申し訳ないです (2022年11月15日 23時) (レス) id: d6827cc4a9 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の人 - シゲが喘息でずっとメンバーに隠してきてある日現場が埃っぽくて発作が出そうになる所を何度も我慢して耐えてたけど限界になって1人でバレないように楽屋戻るけど手の震えで薬が取れなくてどんどんひどくなっちゃってるを2人が見つけた時には酸欠状態で過呼吸になってる (2022年11月15日 23時) (レス) id: d6827cc4a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき慶(プロフ) - そこら辺の人さん» 大丈夫ですよ! (2022年10月11日 20時) (レス) id: 314c208f86 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の人 - 嘔吐表現が入るものっていけますか??m(_ _)m (2022年10月9日 21時) (レス) id: 281b2b014a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき慶 | 作成日時:2022年4月13日 21時