未来へ 2

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「さん…さん…増田さん！！」

「んっ…」

俺を呼ぶ声と揺さぶられる感覚で俺は目を覚ました

「んっ…もう着いたの？」

「はい。」

俺は並行しているドラマの撮影を終えて、今はNEWSとしての仕事の移動中だった
途中で寝るといって意識をシャットアウトしていたのだ。

先程並行していた一本のドラマの撮影がようやく終わったところだった
ホッと一息ついただけでどっと疲れが押し寄せてきたようだ

「お疲れのようですね…大丈夫ですか？」

「大丈夫。やりきらないといけないし。こんなところでへこたれたらいけないからさ。大丈夫。俺なら…」

いける…

そういって俺は車から降りた


「まっすーお疲れ‼」

楽屋に入れば小山が真っ先に声をかけてくれた
ドラマの撮影で遅くなるとは事前にいってある

「遅くなってごめんね。打ち合わせどこまで進んでる？」

「とりあえず。冒頭の演出のところを考えてたところ。まっすー衣装はどんな感じだっけ？」

衣装…そうだ。間に合わせなければいけないのに手を付けられなかった
日々の仕事で忙しくって。これって言い訳になるかなぁ…

「ごめん。まだ途中で…」

「大丈夫だよ。ドラマの撮影で忙しいもん」

「そうだよ。別にせかしてるわけじゃないし。まだ時間あるしさ」

そう二人は俺に声かけるけど、それが逆に俺に重くのしかかる
ドラマも今日一つ終わったし少しは楽になるだろう
今日もやらなきゃな…

これは今日も徹夜か…


こうしてまた一つやらなくてはいけないことが増えた…

・→←頑張りすぎないで…

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