未来へ 2

強運で乗り越えろ！　増田　髄膜炎 ページ2

＊これは少し危なげな話になりますのでご注意ください

「ん…いってっ…」


それは突然起こった出来事だった

頭が痛い…

ズキズキと痛む頭に体があったかくなる感覚…

ラジオ収録中にそれは突然現れた。
なんとか収録はできたものの、正直仕事には集中できなかった

特に頭痛なんて、仕事モードの俺には厄介で、じれったいものだった

「やっちゃったか…？」

頭痛に熱…当てはまるのは「風邪」だった

今日は幸いこのあと仕事がない

本当はこの後衣装のことについてスタイリストさんと相談したかったんだけど、こんなじれったい体じゃ集中できないしましてやイライラする。

「ごめん。今日体調が悪くて…また今度打ち合わせでいい？…うん、本当にごめんね。家で申すこそ考えをまとめるから……無理はしないよ。大丈夫。じゃあまた連絡する」

申し訳ないことしたな…
俺も打ち合わせしたかったんだけど、今日は自分の体を優先するしかない

「はぁ…もうっ」

迷惑かけたこととしつこい頭痛にイライラが募る

マネージャーに連絡をかけて迎えを頼み、待つこと１０分
車から降りたマネージャーが俺の顔を見て驚いた

「増田さん、顔真っ赤ですよ？」

「ほんとだよ…朝は元気だったのに突然…頭も痛いしさいっあく…」

「とりあえず急ぎますね…」

ライブも近いしここで体調なんて崩したくない

今日は早く寝て、早く治そう。
そしてこんなしつこいものにはさよならだ…

そう思ったけど

このしつこいものが豹変することを俺はまだ知らない…

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