FRONTIFRS

23話 ページ26

壱馬side
思い出の場所は昔3人で溜まったBAR
《SKY》

今もう手入れもされずボロボロで
もう戻れないって言うているようにも見える…

このBARは俺の憧れの人と北人の憧れの人の店で
陸さんはその2人の弟子だった

俺らはずっとここでバカして騒いでた…
あの時だってバカして騒いで怒られて
でもずっと笑ってて
ほんとに楽しかった
今も楽しいけど…




壱「臣さん····戻ってきてくださいよ」


ぼそっと呟いても誰も返事はしない
まだ昔のことを今のメンバーには話したくない
いつか来るのは分かってるが…









北「ほんとにボロボロだね…」


壱「！？北人」

北「あの後メンバーに怒られたよ…」

壱「メンバーに？」

北「勝手に動きすぎ、壱馬さんに謝ってこいって」

謎笑笑

壱「ﾌﾌｯお前のメンバーおもろいんやな」

北「まぁねでもこれだけ言わせてあの時の言葉は嘘ではない」

壱「分かってるよ まだ時間ある？」

北「あるけど？」

壱「昔の話しない？」

今しかない！
もう過去に振り回されない！

北「まぁいいよ…」


壱「ここでさ陸さんよく失敗して臣さんに怒られてた…」

北「あったね笑それを隆二さんは笑ってみてた」

壱「臣さんずっと笑っててさ」

北「笑ってたね陸さんほんとに天然だった今も」

壱「変わってないなぁ笑」

なんて昔の話題で喋っても
あの話題は出なくて


prrrrprrrrr
北「ごめん帰るよ」

メンバーからの電話みたいで
すぐ立ち上がり帰っていった



壱「やっぱ無理やなぁ…」

俺も帰ろう…

24話→←22話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す