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僕はすでに夕食は済ませてあったので、
レオナの部屋で一人でいた。
レオナは寮長会議があるから、十五分だけ待て、
と言って部屋を出ていった。
とりあえず夜も遅かったので、ベッドに横になった。
ポムフィオーレ寮は夜更かししてはいけない。
ヴィルに言われてから、
僕は一度も夜更かししていない。
ベッドの硬さは寮のベッドと同じか、
それよりもさらにふわふわしていた。
いいベッド使ってるじゃん、第二王子。
「なんか、不安だな」
と、僕は呟いた。
ヒートがどんなものか知らないし、
なったらどうなるのか分からない。
知識はあるものの、経験がないから、怖い。
ベッドに横になり、スマホをいじっていると、
ふとレオナの匂いが鼻を通り抜けた。
レオナのベッドだから当たり前だけど
レオナの匂いがする。
何故かドキッとしてしまう。
「え、やだ、何」
自分でも心拍数が上がるのが分かる。
レオナの匂いに、僕の体が反応してしまったのだ。
多分、これがヒートだ。
「あっ、やだ、怖い、っあ、」
レオナの匂いで体が勝手に反応してしまう。
これだけはどうしても僕は止められなかった。
服が体と擦れる度に、体はビクッとなる。
快楽ばかり僕の体は拾ってしまう。
シーツにしがみつきながら、
レオナが帰ってくるのを待った。
ガチャ、と扉が音を立てて開いた。
開けたのはラギーだった。
「やっぱりっスか。
Aさん分かります？俺っス、ラギーっス。
もうすぐでレオナさん来るんで、
もうちょっとだけ我慢してくださいね」
「ラ、ギー？」
「うっわ、これは惹かれる理由が分かる…」
多分僕のフェロモンで、
僕がヒートになったことに気づいたのだろう。
ラギーはレオナに連絡をした。
数分後、レオナは部屋に帰ってきた。
「ラギー、部屋から出ろ」
「分かってるッスよ」
ラギーは部屋から出た。
部屋は僕とレオナの二人だけだった。
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なる(プロフ) - 菊丸さん» コメントありがとうございます！色んな作品読んでくださってとても嬉しいです！！ (2020年8月14日 16時) (
レス) id: 7dcef7f05b (このIDを非表示/違反報告)
菊丸 - いや〜…最ｯｯ高でした。癒しをありがとう。。 (2020年8月13日 9時) (レス) id: 2ed3efbae0 (このIDを非表示/違反報告)
なる(プロフ) - 歌依さんありがとうございます！お話終わったのですがどうだったでしょうか？お楽しみいただけていたら嬉しいです！ (2020年7月8日 22時) (レス) id: 7dcef7f05b (このIDを非表示/違反報告)
歌依 - 続きが楽しみです！更新頑張ってください！ (2020年7月6日 16時) (レス) id: 00cc611901 (このIDを非表示/違反報告)
なる(プロフ) - わら。さんありがとうございます！ (2020年6月22日 15時) (レス) id: 7dcef7f05b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なる | 作成日時：2020年6月15日 22時
