刺客さんいらっしゃい ページ28
□
萩原が伊達に親父さんの事やその他諸々を伝え、六人は帰路につこうとしていた。
萩「助けられたは良いものの……明日鬼塚教官に大目玉食らわねぇか心配だわ…」
松「いいじゃねぇかよ萩！別に悪い事してねぇんだしよォ」
萩「それはそうだけど…」
伊「しっかし諸伏…お前よくモールス信号に気づいたな」
諸「た…たまたまだよ」
降「ヒロは昔からそーいうのは気づくタイプだったからな」
コンビニ強盗犯を撃退し終わったことにより、"五人"の気持ちはもう安堵しきっていた。
気を…緩めていたのだ
ーーーー
……誰かが、こっちを見ている。
一応五人の事も見てはいるようだが、視線の方向は私を向いている。
裏の刺客か。将又警察か。どちらにせよ、来ては欲しくない人間だな
『すまん、私は少し寄りたい所があるから先に帰っててくれ』
松「おう？ま、気ぃつけろよ！」
『あぁ』
相手は一人。私が遅れをとることはないだろう。
そう思い、コンビニ近くの裏路地＿マフィアの敷地＿へと足を踏み入れた。
『そろそろ出てきたらどうだい？バレているって事は流石に気づいただろう？』
足音、風を切る音、呼吸音。全て私が知らないものだ。
…刺客の方だったか。
『観察しているのかい？臆病者め…。どんなに錯乱させようとしようが私には効かないよ』
瞬間、地面を強く蹴り上げる音と共に私の瞳に金属が映り込んだ。
へぇ、中々速いじゃないか
けどねぇ…
『動き方が普通』
「？！」
ダンッと相手の腹に蹴りを入れる。相手は反対側に吹っ飛ばされ、壁に打ち付けられる。
『この短刀、いいね』
刃先には透明な毒が塗ってあり…恐らく即効性に長けたものだろう。
『いやぁ怖いねぇ。こんなものを向けれいただなんて』
短刀の取手を親指と人差し指でぶら下げる。
そして＿
「？！なにをッ」
『無味無臭…。しかしこの感覚とこの症状は……ヒ素か』
ヒ素＿
急性中毒により初期症状では激痛をともなう吐き気や下痢、吐血が起こり、進行すれば痙攣や血液循環が阻害され
死亡する。
『うん、毒の選抜は中々いいね。ちゃんと殺意がこもっている。
毒は。』
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あざざめ(プロフ) - 紅さん» 紅さん！ありがとうございます！そう言ってもらえるとやる気がでてきますね笑笑 (9月17日 10時) (
レス) @page35 id: 6b5cfcbae8 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (9月17日 1時) (レス) @page35 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あざざめ | 作成日時：2023年8月20日 14時
