・ ページ17
無事に撮影が終わり私は未菜の楽屋に行って
化粧を落として服を着替えて未菜のこと待ってた
未菜が監督と話をして間違えたスタッフ
ともども私のところにきて謝ってくれた
私が届けたお弁当は楽屋に一つしか置いてなかった
未菜が着替え終わって帰るしているときに
楽屋のドアがノックされて一人の青年が入ってきて
未菜にいつも美味しいお弁当をありがとうと言って
弁当箱と小さい包みを渡してた
えっもしかして自分で作っていることにしてる
とは思ったけど二人には私が映ってないらしい
マネージャーさんが未菜さん睦月さん車の準備が
出来ましたとドアを開けて入ってきたので
青年がびっくりして部屋の中を見回して
私と目があった
未菜は慌てて姉の睦月です紹介してくれて
今回お世話になってる二岡征史郎さんですと名前を
教えてくれた
付き合っているかどうか分からなかったけど
なんとなくいい雰囲気だった
家に帰ったら私が遅かったので
家族に文句言われたけどお寿司をとったらしく
私と未菜分は取っておいてくれた
遅くなったいきさつを話したら
未菜は笑い事じゃないよといってたけど
後になっておもしろかったと言っていた
撮影は少し続いていたけどドラマの放送が始まった
私が出る場面はもう少し後の回
家族は録画して楽しみに見てる
征史郎さんが細かく見てくださっていたらしくって
未菜の手さばきは凄かった
征史郎さんにも褒められたらしい
ドラマの撮影は終わった
それから未菜は自分がオフになると
お弁当を持って出かけて行っていた
まあそのお弁当は私が作っているんだけどね
どこに行くのか気になるけど
そこは聞かないことにします
出かけるときはにこにこしているから
多分デートかなと思うけど
未菜は女優であのドラマ以降少し
忙しくなってきてる
多分会いに行っているのは征史郎さんだと
思うけど彼は医師だから忙しいはず
会えるのはほんのわずからしいけど
帰って来ても寂しそうな顔みたことがないから
私はそっとしておいた
しばらくしてドラマチームの監督が
未菜を主役で映画を撮りたいと言っているらしく
役柄は医師でドラマの続編なのかなと
思ったら医者の日常を描きたいんだとか
台本の最後は結婚式で終わるらしい
監督は私にも出てほしいとしかも未菜の姉役で
女優でも何でもないから私はお断りしようと思った
今回の映画は医師の役でありながら
恋愛がテーマになっている
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はやこ | 作成日時：2018年11月2日 22時
