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着付け教室の先生方はここの教室が出来る前から
祖母の元で着物の着方や作法など教えてもらっている
先生になった人たちで私より大先輩
私の子供のころのこともしっかりしてる人たちで
母のようにお世話になっている
毎月先生たちの会議としようした会食会が開かれている
いつも和気あいあいと終わるけど
必ずと言ってのぼる議題は教室の運営についてで
祖母は私に着付け教室を継がせようとしているみたい
先生たちとの会食の時に話の端々にでる
先生たちもむっちゃんならと賛成しているみたい
私自身これから先の予定ても立てられない状況
流されるままいるから
祖母の後何て責任の重い仕事考えられない
この会食会だって私の席は末席だもの
そこを先生方は分かっていない
私はあくまでも先生方の助っ人でしかない
クラスを持っているわけでもないのに
言いたいことは山ほどあるけど
多分言えないし言えたとしても聞いてもらえないと思う
この会が和やかな雰囲気で終わることを願う
あまりカルチャースクールみたいにしたくないので
着付け教室だけになっているけど
近所には茶道や華道を教えてる教室があり
そこのお教室の先生方も喫茶店を利用してくださって
生徒さん獲得の難しさを話しているときがあった
祖母の着付け教室もコンスタントに生徒さんが
来るのは外資系のＯＬさんが後輩に
勧めてくれているというのもあるらしい
別に周りの教室とは和の世界という意味で
同じようなもの私は祖母に相談してみた後
許可を得られたので差し出がましいと思ったけど
他のお教室の先生方に提案してみた
大きく損はしないと思ってやってみることにしたらしい
私の提案は着物教室に来ている生徒さんにも
もっと和の世界を堪能してほしくって
着物を習っている人達は
特別特典ではないけど入会金を思い切って無料にするとか
もしくはどうしても買わなければならないような
物を一つプレゼントするとかしてみては言ってみた
これを提案したのは実際生徒さんたちが話していたから
ですごくもったいないなと思ったからだった
着付け教室の他に折角なら
お花とかお茶とかやりたいね
でも入会金とかいろいろと物入りでしょなんて
聞いてたからなんだけどね
結局私の提案を受け入れて入会金無料の上
華道教室では花をお持ち帰りできる袋のプレゼント
茶道教室では袱紗のプレゼント
二つの教室は大盤振る舞いだった
生徒さんたちはそれぞれ好きな方に行っている
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作者名：はやこ | 作成日時：2018年11月2日 22時
