拒絶 ページ14
_まふまふside_
「あれ、誰だろう……宅配便か何かかな? 僕出てくるね」
手に握ったスマホを乱雑に放り投げ、玄関へと向かう。
ここ、96ちゃんの家だけど……まぁ本人出れないだろうし、いっか。
そう思いながら、履いてきたサンダルを足につっかけて玄関を開ける。
「……ん?」
玄関の扉を開けると、鮮やかなオレンジ色の髪が、僕の目線より遥か下にあった。
その後ろには、僕よりも少し目線の高い、目つきの悪い瞳。
見覚えのある……どころか、さっき僕がガンを飛ばした部員の子達だ。
家に来てまで文句言いに来たのかな……。
「うん……何か、用?」
自然と僕の声は固まる。
ひぇ、と小さく声を漏らしたオレンジ君の方に目を向けると、びし、と綺麗なお辞儀をされる。
「すみません! ……Aに会わせて下さい」
「嫌だよ」
さっきまでの言葉を手のひら返しで、謝りにでも来たのかな? って想像はついたし、多分僕の想像は間違ってないと思う。
でもね。
「さっきまであんなふうに明姫……ううん、Aを睨みつけて憎そうにしてた人に、急に手のひら返しされても……信頼しろって、言われても、ねぇ? ましてや他人だし」
家に入れてあげるのは、残念だけど出来ない。
ううん。
させたくない。
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綾 - きゃあああああああもう大好きいいいい← (2017年1月8日 17時) (レス) id: e38bcaf7ca (このIDを非表示/違反報告)
冴那(プロフ) - 綾さん» きゃあああああ好き(つ´・ω・)っ (2017年1月8日 17時) (レス) id: adef9b358e (このIDを非表示/違反報告)
綾 - もう何可愛すぎか((ぎゅうっ← (2017年1月8日 16時) (レス) id: e38bcaf7ca (このIDを非表示/違反報告)
冴那(プロフ) - 綾さん» もっと照れていいんですよ乁( ˙ ω˙乁) (2017年1月8日 13時) (レス) id: adef9b358e (このIDを非表示/違反報告)
綾 - やめなさい照れる(〃▽〃) (2017年1月8日 13時) (レス) id: e38bcaf7ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冴那 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年9月24日 19時