検索窓
今日:25 hit、昨日:4 hit、合計:24,286 hit

5話 組織特定 ページ6

歩き乍ら私は電話を掛ける。



「あ、もしもしロジェ?お願いがあるんだけど、町一つを吹っ飛ばす様な事件を起こした爆弾魔って、調べられる?」



『勿論さ!因みに、それは、国内?国外?』



「範囲は世界中!異能組織だけじゃなくて、普通の犯罪組織も入れてお願い!」



 私はそういって、電話を切った。



「今の電話の相手は、Aちゃんの知り合いかい?」



「はい、知り合いの諜報員です。きっと、直ぐに割り出して呉れます」



 私は太宰さんにいった。
 ま、嘘だけど。特広の調査員だけど。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


 探偵社に戻った頃には、私の電算筐体に書面が入っていた。サンからだ。
 私はすぐさま開いて内容を確認する。

 そこにはズラッと名前が書いてあった。

 私はその書面を印刷して太宰さんに渡す。



「先刻いっていた、爆弾魔の一覧です。国内の犯罪・異能組織の名前は少ないですが……此処、この異能組織」



 私は指を指す。“鉄仮面”
 太宰さんの顔色が変わった。「鉄仮面……!?」

 そんな太宰さんに少し違和感を覚えたが、話を続ける。



「はい。この鉄仮面という組織は国内で設立していますが、北欧を本拠地にしています。
北欧といえば、異能力のレベルも日本より高い。そんな所で活動しているのならば、鉄仮面自体が北欧レベルだと思われます」



「…………この鉄仮面は国内で何か、事件を起こしていないかい」



 太宰さんが聞く。
 国内で……?いや、わからない。

 でも、北欧を本拠地にしだしたのは三年前。結成されたのは五年前……その間の二年間で何かが起きていてもおかしくはない。



「北欧に移動したのは三年前とされています。結成されたのは五年前ですので、その間の二年間で何か国内で事件を起こしていてもおかしくはありません」



「それなら、四年前は……まだ北欧に移動していないのか……」



 太宰さんはいう。
 私ははい、と頷いた。



「それでこの鉄仮面なんですけど、組織内に有名な爆弾屋がいます。名前は剣崎麗花、女性です。彼女がきっと、この前目撃された女性かと」



「じゃあ、異能組織は鉄仮面で決定だね。あとは、爆弾が仕掛けられた場所だ」









 

6話 超推理→←4話 書面



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
28人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドッグス , 名探偵コナン , 太宰治   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さくら志摩 | 作成日時:2018年8月9日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。