【#コンパス】野蛮なあいつを慕う紅薔薇の君。【アダム＝ユーリエフ】 (ページ4)

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３話。ページ4

マリアside

？？？「アダムーっ！」

と、あいつの従者かわからないやつが人が一人分入ってるくらいの大きさの物を持ちながら走ってきた。

アダ「そうか。じゃあ今回の戦争は撤収。
皆にもそう伝えてくれ。」

マ「あら、勝手に終わらせられても困るのだけど？決着はまだついていないじゃないの？」

アダム「ふん、お前なんかを相手にしてると剣が鈍るな。今回の用事はもう終わったんだ。
お前には関係ない。」

と、去っていくあいつ。

んもぅ、何だったのよ、ほんとに

ア「マリア様！！大変です！！」

と、アミスターが焦った様子で走ってきた。

マ「なによ、アミスター。そんなに慌てて…もうちょっと落ち着きなさい？」

ア「Aが…Aが……」

マ「Aがどうしたのよ？あの子ならいま救護にまわってるはずよ…？」

ア「ある者から話を聞いたのですが、氷の国の者を連れていかれた、、と……ご報告が、、、」

マ「なっ…！？」

もしかして、撤収した理由はAを手に入れたから？

そうなると、あの男が持っていた大きな荷物…あれはA…？

マ「………アミスター」

ア「はい、何でしょう。マリア様。」

あの、私を慕ってくれたAを…

私の心を温めてくれたAを…

マ「Aを………取り返すわよ。」