９８話 vsイプシロン ページ50
「雷門中…ジェミニストームを破った、唯一のサッカーチーム…たったそれだけのことで我らに勝てると思うとは、我らイプシロンの選手も随分と舐められたものよ」
そういうデザームをよそに、雷門は準備を始めた。
木暮は本気で勝とうとしている彼らをみて信じられないと呟いている。
「お前たちはジェミニストームを倒した…その実力を称え、3分で決着とする」
光栄に思うと良い、というデザームに対し雷門の士気は上がっていった。
〈はいお待たせいたしました！〉
「角馬くん！」
瞳子からイプシロンは的確に相手のFWを封じてくる、という聞いていた時、どこからか実況の角馬が現れた。
〈雷門中対エイリア学園ファーストランクチーム・イプシロン！雷門イレブンの攻撃よりスタートです！〉
そして始まった試合。
雷門がみんな走り出す中、木暮は怖気付いているのか動かなかった。
「戦闘…開始！」
デザームがそういうと、あっという間に雷門FWにイプシロンの選手がつき、動きが封じられてしまう。
それに代わり風丸が突っ込んでいく。
そして塔子、鬼道とボールが繋がるが染岡と吹雪はまだ動けない。
「スピニングシュート！」
〈一之瀬渾身のスピニングシュート！先制点となるか雷門！〉
彼の打ったボールは真っ直ぐゴールに向かっていったが、相手DF二人に蹴り返されてしまう。
そしてそのままボールは真っ直ぐ雷門ゴールに向かってくる。
「ザ・タワー！」
「ザ・ウォール！」
塔子と壁山が必死に対応し、なんとかボールを止めた。
DFを振り切った吹雪がこぼれ球を拾いに行くが相手もついてくる。
「もらったぜ！」
瞳の色が変わった吹雪は、ついてきた敵二人を踏み台に更に高く跳ね上がりエターナルブリザードを放った。
〈いったぁー！遥か上空からの、超ロングレンジシュートー！〉
ゴールの土埃が止んだ時、なんとデザームはニヤリと笑い片手でそのボールを掴み止めていた。
雷門は驚きを隠せない。
「お前たちは我らエイリア学園にとって大きな価値がある。残り2分20秒、存分に戦ってもらう」
そう言ってデザームが投げたボールはパスが繋がりゴール前へ。
「ガニメデプロトン！」
「爆熱パンチ！」
ゴッドハンドは間に合わなかった円堂、ボールを弾こうとしたものの自身と一緒にゴールに入れられてしまった。
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ゆなん(プロフ) - さくさん» えー！ありがとうございます嬉しいです（ ; ; ）毎日更新できるように頑張りますので、よければお付き合いください〜！ (2020年7月14日 17時) (
レス) id: 23ce9c4a3d (このIDを非表示/違反報告)
さく - めちゃめちゃ好みのお話で一気読みしてしまいました…更新楽しみにしてます頑張ってください、！ (2020年7月14日 17時) (レス) id: 8d7bf43e89 (このIDを非表示/違反報告)
ゆなん(プロフ) - 緑谷出久さん» コメントありがとうございます！源田くんまったく絡ませられてないですね…色んな人とフラグ立つように頑張ります〜！ (2020年7月7日 7時) (レス) id: 23ce9c4a3d (このIDを非表示/違反報告)
緑谷出久 - できればでいいんですけど、落ちは、源田幸次郎君がいいです。 (2020年7月6日 22時) (レス) id: 08b72a76d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆなん | 作成日時：2020年7月1日 19時
