94話 ページ46
〈試合終了ー!雷門イレブンが、エイリア学園・ジェミニストームを撃ち破ったー!もうサッカーによる破壊は起こらない!これで地球は救われたー!〉
角馬の実況が響く中、雷門やマネージャーは喜び合い、瞳子はホッとした顔をする。
「勝った…勝ったぞー!宇宙人に勝ったんだ!」
「オウッ!」
「あたしたちは勝ったんだー!」
「ああ!」
「感無量っス〜!」
「こんなバカな…我々がただの人間ごときに…」
喜びの声が上がる中、絶望しているレーゼに夏未とAが近づく。
「地球にはこんな言葉があるわ。"三度目の正直"」
『"三度目は定の目"とかね』
「っ!」
そういうとジェミニストームは顔を歪ませていた。
「学校を守ってくれたね!」
「うん。みんなとの約束だからね」
「ありがとう!吹雪くん!」
白恋イレブンに囲まれている吹雪を見た染岡はフッと笑う。
塔子も自身の父親に勝利の連絡を入れていた。
そして円堂を筆頭に瞳子の元へ駆け寄る。
「俺たち、勝ちました!ありがとうございます!」
「おめでとう」
瞳子からはたった一言それだけであったが、みんなにとっては充分なものであった。
「…お前たちは知らないのだ。本当のエイリア学園の恐ろしさを…」
レーゼの呟きが聞こえてきてそちらに顔を向けると、何かに怯えているように見える。
「我々はセカンドランクにすぎない…我々の力など…イプシロンに比べれば…!」
「____無様だぞ、レーゼ」
突然声が聞こえてきたかと思うと、黒々とした空から現れた11人。
「デザーム様!」
「覚悟はできてるか?お前たちを追放する」
デザームと呼ばれた彼が黒いボールをジェミニストームに向かって放つ。
ボールが宙で止まり光り出したと同時に、ジェミニストームの姿は消えていた。
「レーゼ!」
その光景に目を見開いた円堂たちは、デザームたちを見る。
「我らは、エイリア学園ファーストランクチーム・イプシロン。地球の民たちよ、やがてエイリア学園の真の力を知るだろう」
彼らが発光したかと思うと、イプシロンも先ほどいた場所から消えていた。
「イプシロン…宇宙人との戦いは…まだ終わってないんだ…」
雷門の戦いはまだまだ続く。
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ゆなん(プロフ) - さくさん» えー!ありがとうございます嬉しいです( ; ; )毎日更新できるように頑張りますので、よければお付き合いください〜! (2020年7月14日 17時) (レス) id: 23ce9c4a3d (このIDを非表示/違反報告)
さく - めちゃめちゃ好みのお話で一気読みしてしまいました…更新楽しみにしてます頑張ってください、! (2020年7月14日 17時) (レス) id: 8d7bf43e89 (このIDを非表示/違反報告)
ゆなん(プロフ) - 緑谷出久さん» コメントありがとうございます!源田くんまったく絡ませられてないですね…色んな人とフラグ立つように頑張ります〜! (2020年7月7日 7時) (レス) id: 23ce9c4a3d (このIDを非表示/違反報告)
緑谷出久 - できればでいいんですけど、落ちは、源田幸次郎君がいいです。 (2020年7月6日 22時) (レス) id: 08b72a76d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆなん | 作成日時:2020年7月1日 19時