91話 vsジェミニストーム ページ43
「地球人の学習能力は想像以上に低いな…二度も敗れたのに何故わからないのだ。我々には勝てないと」
「宇宙人の想像力も大したことないね。あたしたちがパワーアップしたとは思わないの?」
「ホォ…いいだろう。地球にはこんな言葉がある…"二度あることは三度ある"と!」
塔子にそういい円堂にボールを蹴るレーゼ。
しっかりボールを受け止めた円堂は、自信があるようにニッと笑った。
〈凍てつく北の大地を溶かすほどの熱圏!緊急テレビ中継も行われる、注目の雷門イレブン対エイリア学園・ジェミニストーム!まさに世紀の決戦が始まろうとしています!〉
雪だるまの中から現れた角馬が言うように、テレビまで来ている。
「吹雪!がんばろうぜ!」
「エターナルブリザードで、奴らをバシバシ吹っ飛ばしてほしいでヤンス!」
「うん。宇宙人なんかに負けないよ」
「吹雪くん、あなたセンターバックに入って」
意気込む吹雪に瞳子がかけた言葉に、驚きの声が上がる。
「ディフェンスに専念するのよ。絶対に前線へ上がらないで。エターナルブリザードは封印してもらいます」
吹雪ははいと返事をしたが、納得のいかない一之瀬は吹雪のスピードが奴らへの対抗策だと抗議する。
しかしあなたの意見は聞いてないといい瞳子はベンチに行ってしまった。
みんな彼女の意図が掴めず困惑する中、円堂がパンパンと手を叩く。
「監督の作戦に、従おう!」
「この試合は、白恋中を守るためだけじゃない。全人類の命運がかかった大事な一戦よ」
「ああ。監督もそれを承知の上で、吹雪をDFに起用したはずだ。…勝つために」
円堂、夏未、鬼道がみんなに呼びかける。
それを聞いたみんなもだんだんとやってみようという気になってくれたらしい。
円堂が前に手を出し、みんなそれに自分の手を重ねていく。
「今度こそエイリア学園の侵略を__終わらせるんだ!」
「「「「おう!」」」」
〈さあ両チームとも気合は充分!天は人類に味方するのか、それとも見放すのか!?運命の一戦、まもなくキックオフ!〉
ホイッスルが鳴り響き、雷門ボールからキックオフ。
最初は舐めてかかってきたジェミニストームだが、成長した雷門を見て驚いているようだ。
お互い譲らないボールの奪い合いが勃発している。
「ドラゴンクラッシュ!」
「ブラックホール!」
残念ながら染岡のシュートは止められてしまった。
しかし、あの宇宙人に互角に戦えているのだ。
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ゆなん(プロフ) - さくさん» えー!ありがとうございます嬉しいです( ; ; )毎日更新できるように頑張りますので、よければお付き合いください〜! (2020年7月14日 17時) (レス) id: 23ce9c4a3d (このIDを非表示/違反報告)
さく - めちゃめちゃ好みのお話で一気読みしてしまいました…更新楽しみにしてます頑張ってください、! (2020年7月14日 17時) (レス) id: 8d7bf43e89 (このIDを非表示/違反報告)
ゆなん(プロフ) - 緑谷出久さん» コメントありがとうございます!源田くんまったく絡ませられてないですね…色んな人とフラグ立つように頑張ります〜! (2020年7月7日 7時) (レス) id: 23ce9c4a3d (このIDを非表示/違反報告)
緑谷出久 - できればでいいんですけど、落ちは、源田幸次郎君がいいです。 (2020年7月6日 22時) (レス) id: 08b72a76d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆなん | 作成日時:2020年7月1日 19時