65話 ページ17
〈いよいよフットボールフロンティア全国大会決勝!雷門中対世宇子中の試合が始まります!〉
試合開始後、パスを受けたが動かないアフロディ。
染岡と豪炎寺がボールを奪いに向かった時、顔を上げた。
「君たちの力はわかっている。僕には通用しないということがね。…ヘブンズタイム!」
アフロディが指を鳴らすと、一瞬で染岡と豪炎寺の後ろに移動していた。
それに気づいた二人にアフロディの技による竜巻が襲いかかる。
その後も雷門イレブンを容赦なく吹き飛ばしていくアフロディ。
ついに円堂と一対一となる。
「来い!全力でお前を止めてみせる!」
「天使の羽ばたきを聞いたことがあるかい?」
アフロディは白い羽根を羽ばたかせて飛び上がった。
「ゴッドノウズ。これが神の力!」
「ゴッドハンド!」
「本当の神はどちらかな?」
円堂を楽しそうにみるアフロディ。
勝ったのは、ゴッドノウズだった。
〈世宇子キャプテンアフロディ、雷門イレブンにボールを全く触らせることなく得点!これぞまさに神の領域のプレー!〉
ゴッドハンドが破られたことに驚きつつも、みんな気合いをいれ声を上げていた。
その後攻めていく雷門、しかし相手はまったく動かない。
そのままドラゴントルネードを打ち込むが…
「ツナミウォール!」
簡単に止められてしまった雷門シュート。
しかも相手キーパーはボールを転がし、挑発するように人差し指をクイクイと曲げている。
ボールを渡したことを後悔させてやろうと皇帝ペンギン2号を放つが止められてしまう。
次は一之瀬へとボールが渡り、ザ・フェニックスを打つ。
「ギガントウォール!」
しかしこれも止められてしまった。
世宇子の強さはキーパーだけではない。
雷門DF陣も跳ね飛ばされ、追加点が決まってしまう。
しかもそのせいで少林が怪我をしてしまい、半田と交代。
Aは痛々しい少林の患部を見て、影山に問い質したい気持ちが高まった。
『(昔のあなたはどこにいったの…)』
そんな間にももう一点、世宇子に点が入った。
しかも相手の技で怪我人続出。
最後の一人である目金も投入され、雷門はこれ以上交代できない。
だが世宇子の攻撃は止まらず選手たちはバタバタと倒れていく。
「まだ続けるかい?いや、続けるに決まってるね。では質問を変えよう。チームメイトが傷ついていく様子を、まだ見たいのかい?」
アフロディは拳を握りしめる円堂を見下ろした。
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ゆなん(プロフ) - さくさん» えー!ありがとうございます嬉しいです( ; ; )毎日更新できるように頑張りますので、よければお付き合いください〜! (2020年7月14日 17時) (レス) id: 23ce9c4a3d (このIDを非表示/違反報告)
さく - めちゃめちゃ好みのお話で一気読みしてしまいました…更新楽しみにしてます頑張ってください、! (2020年7月14日 17時) (レス) id: 8d7bf43e89 (このIDを非表示/違反報告)
ゆなん(プロフ) - 緑谷出久さん» コメントありがとうございます!源田くんまったく絡ませられてないですね…色んな人とフラグ立つように頑張ります〜! (2020年7月7日 7時) (レス) id: 23ce9c4a3d (このIDを非表示/違反報告)
緑谷出久 - できればでいいんですけど、落ちは、源田幸次郎君がいいです。 (2020年7月6日 22時) (レス) id: 08b72a76d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆなん | 作成日時:2020年7月1日 19時