孤独な俺の針が動く (ページ6)

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Aside

次の日

結局フロイドはまだ見つかってないそうだ。

アズールから連絡があった。

何してんだかあいつはと呆れながらアズールの連絡を返そうとスマホの返信ボタンを押そうとしたときだった。

「ﾊｧﾊｧ、た、たすけｯ」

誰かの…声？

いや、

あれは確実に

俺のもう一人の行方不明の片割れの兄、

フロイドの声だった。

俺は無意識にその声がした方向に向かった。

――――――
ここか？

学園の隅の方でまるで姿を隠すようにある部屋。

この部屋からだ。

俺はそのドアに耳を澄ました、

おいおい、へばってんじゃねぇぞ！
誰も助けに来ねぇよ？ｹﾗｹﾗ

ひぃ！んぁ、も、や、め、たすけ、
じぇ、いどぉ、たすけ、て、、

格好悪ｯww男かよほんとｯに！！

あ゛ぁ！！もう、やだ！！たすけ、、

あ゛？
俺の身体は自然とそのドアを蹴り破っていた
中は悪臭でたまっていた

A「何してんの？お前ら。」

きっと今までにない程このときの俺は低い声だっただろう。

モ1「あ？誰だてめぇ、」

モ2「こいつ、リーチ兄弟の弟だよ！」

モ3「可愛い顔してんじゃん♪こいつもやっちまおうぜﾆﾔﾆﾔ」

と俺に近付く。

甘いなﾆﾔ