見向きもしない 2

結論 ページ38

「 明日からどうなるかわかってる？ 私たちのこと甘く見ないでね 」








最後に捨て台詞を言われて
立ち去っていった




……………









これってつまり
私もアンチたちの
ターゲットになったやつでは…？









つい熱くなっちゃって周りが見れなかった
数分前…









ここまでアンチを怒らせるつもりは
なかったわけで…









ってかどうする？
私にもアンチができたら笑









口角を無理やりあげてみる









まって、普通に笑えない













頭の中がごちゃごちゃになって
起伏激しい感情に悩まされていたら
今更周りの人たちの視線に気付く









もちろん私が床の上で
不気味に笑っているのかいないのか
よく分からない顔をして座っているからだ









目が合う生徒たちに軽く会釈して
ささっと
廊下にあるベンチに座った









そして気持ちを新たにして改めて考え込む









あーーー



私の心の中はほんと あーーー の言葉につきる
全てをあーーーでまとめたい
声にならない声だ









なんて考えてたら１つの説が浮かぶ









平野のアンチは何人もいたはずで
そのアンチがしてくる行動を
平野は難なく今まで対応してきたはず









ということは、こんなに言い返す
必要はなかったのでは？！









確かに腹はたった…
たったけど…









結論… そこまで言い返す必要はなかった！


にたどり着いて 1人で頷いた

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