・Prolog・ ページ1
『…315プロ？』
稲本「はい、Aさんは正体を隠したまま、一度315プロに潜入してきて頂きます」
『……なんで？』
AUGURI「確かに、なんで？」
「Aじゃなくて良くない？」
LION「名前も聞いた事ねぇぞ、315プロ」
稲本「最近出来た、小さなアイドル事務所ですので」
JINTARO「潜入？ってどーゆーことだ？」
稲本「315プロの社長さんに頼まれましてね、『�爛曠鵐皀里離▲ぅ疋覘瓩辰謄筌弔鬚△い弔蕕妨�せてやりたい』と」
SUBARU「…稲本さんが、そういう頼みを受けるなんて珍しいですね」
稲本「そうですね……まぁ、彼には恩もありますし」
39YEAH➚「で、なんでAちゃんなの？」
ISSEI「Aはウチ唯一の女子アイドルやろ？男性アイドルばっか扱ってる315プロにAを渡してどうするん？」
NAGOMU「男性アイドルなら俺達が行った方が…」
稲本「Aさんは確かに女子アイドルです」
「そして、315プロには“訳あってアイドルになった”人が大勢所属……寧ろ元々アイドル志望だった人なんてたった数名です。」
「ホンモノのアイドル──女子アイドル、MEIの実力を、見せつけたいんです。」
39YEAH➚「……Aちゃんを、世界に羽ばたかすため、って解釈でいい？」
稲本「…ええ、まぁ、大体そういうことです」
『…要は、女子アイドルでもやれるぞ、って新人に証明して来い、ってことですね』
稲本「…誤解を招く言い方ですが……まぁいいです」
AUGURI「…エッじゃあAもうココに帰ってこない？」
稲本「いえ、まぁ詳しくは後で説明しますが、帰ってきます」
「とりあえず、この後の撮影お願いしますね」
39YEAH➚「えっちょっと、Aちゃんのことは、！？」
「……ったく、とりあえず撮影行こうか」
『…苦労人だねさっくん』
39YEAH➚「分かってくれる？」
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作者名：瑠音。 | 作成日時：2024年1月28日 17時
