たくさんの幸せを【gnki】

gnkn ページ21

別配信者時空
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いきなりだけどわたしはかねごんに甘い、らしい。

｢A〜きいてよ｣

｢はいはい、どした？｣

そんなつもりはないんだけど、コメントでは子供とママとか言われてたりするくらいには甘やかしちゃってるらしい。

まあリスナーさんもその絡みが出たら嬉しそうだしかねごんから何も言われてないし限界にも何も言われてないからいいかなぁ、とか軽く考えてた。

そんなある日、そめさんに言われたのだ。

｢Aがかねごんのこと甘やかすからかねごん1人じゃ配信出来なくなりそう｣

｢え｣

それはよくない、由々しき事態である。

わたしは仕事との両立があってかねごんのソロ配信も追えてないけど、ソロ配信が無くなればリスナーさんは悲しむだろうしなんとかしなきゃいけない。

｢かねごん離れ…するか…｣

｢お、いいね｣

そしてそめさん立ち会いの元わたしによるリスナーさんとかねごんの為のかねごん離れが始まった。


かねごん離れは順調…では全然なくて

｢A〜！｣

｢うっ…だめだめ…かねごん離れ…かねごん離れ…｣

｢うー！むり！A！｣

｢なに！？どうしたの！？｣

こんな感じで呼ばれたらどうしても反応してしまって話にならないのだ。

そめさんに相談したら

｢まぁ、うん。わかってはいたけど順調には行かないよね｣

｢なんで…反応しちゃうんだ…｣

頭を抱えるわたしを他所に昨日もかねごんはいつも通りわたしを呼んでいたらしい。

｢かねごんのこと考える時間減らしたら？｣

｢考えないようにしてはいるんだけどふとした時にかねごん大丈夫かな…が出てきちゃうんだよね…｣

｢もう刷り込まれてるんじゃん｣

｢どうしよ〜…そめさ〜ん…｣

うーん、と2人で考える。

｢じゃあさ、提案なんだけど｣

そめさんの提案を聞く。

｢え…そんな簡単にいく？｣

｢大丈夫だって、俺の事信じて｣

でも、とあれやこれや聞いてもそめさんは1つづつに答えを言ってきて、結局言いくるめられる形で作戦決定。

上手くいくのか不安だしかねごんが可哀想だな、とか思ったりもする。

｢ね？ほら、かねごんのことは考えない！いい？｣

｢う…がんばります…｣

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これじゃまるでそめ夢みたいじゃない！！！！！
ちがいますかえらないでください

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