たくさんの幸せを【gnki】

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と、そんな話をダラダラと続けていると時間は12時前、目の前に居るAはだいぶ酒が回ったのかさっきからぼーっと何処かを見詰めているか唐突にビールをちびちび飲み始めていて、帰らせるのが困難になる前に帰るか、と立ち上がりAを起こす。

｢ほら、A、起きて水飲んで、そろそろ帰るよ｣

肩を揺すって目が少し開かれたのを確認すると水を渡すと

｢ん...もうあろえと付き合うかなぁ、私｣

｢...は？？？｣

酔いが覚めるレベルの爆弾を落としてきて、当の本人はと言うと水を飲んでいる。呑気かよ。


事件はあったものの支払いをしてタクシーに二人で乗って一人暮らしを初めて尚隣同士の家付近まで何とか辿り着く。

その頃にはAも酔いも眠気も覚めてたみたいで、歩きながらスマホの画面をつついている。

｢...ねぇあろえ｣

｢なに？｣

スマホの画面から視線を俺に向けて

｢...っはぁ...｣

と、溜息を吐いて両手で顔を覆う。

......いや

｢はぁ？なに、人の事呼んで顔見て溜息吐くって、失礼だよ｣

そう言うとAは手を離して俺の顔を見て今度は

｢あの...さっきのあれ...酔った勢いで言っただけなんで...あの...｣

さっきの酔っ払いによる愚痴語りの時とは比べ物にならないくらいの小さい声でそう言う。

さっきの、と言うのは恐らく爆弾の事だ。

｢いや｣

この際だから

｢酒に酔った勢いだから取り消し、とか無しだから、ね？｣

使える物は使っちゃお





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私の書いたareさん史上1番(当社比)かっこいいareさん大賞に輝きました。ありがとう。
なんかgnkiさん続きだったのでビッグウェーブに乗っときました。

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