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訓練は8歳の体にはキツイものだった
それでも習慣化すると多少は楽になるようだ
教官はムン将軍
代々王家に仕え、信頼の厚い家臣の1人だった
彼は誠実さや実力で軍でも、国民の間でも、その名は有名だった
また、ムン将軍の妻ムン・ヒヨンは宮殿で働く女官である。ムン家だということもあり、王子たちの教育係で、世話もしている。
彼らにとっては第2の母と言ったところだろうか
今日もまた授業が終わり、準備を始める
そんな時間帯だった
ガチャガチャと廊下と部屋の仕切りが音を立てた
「誰だ」
宮殿に仕える者たちはこんなことをしない
年齢は僕が下だけど立場がものをいう宮殿では王の息子であり、長男である僕の立場は王と女王の次ぐらいだろうか。
稀に、僕はまだ右も左も分からないと思っている人もいるけど
何も返事がなかった時はさすがに戸惑った
弟たちが何かイタズラをしているのだろうか
いや、今はヒヨンさんと一緒に居るはずだが?
意を決し、仕切りを開けてみた
、、、?
前方には誰もおらず、
目線を下げると
そこにいるはずのない
赤ちゃんが?
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作者名:ルカ | 作成日時:2023年1月26日 17時