なんでそういう事するかな【月島 蛍】

なんで【番外編】 ページ20

「ひっく！……ひっく！」




しゃっくりが止まらない。





「ひっく！蛍〜…聞いてよーひっぐ！」




たまーに息止まりそうになる。




月島「…うん。フフんっ…何？」



「…何笑ってんの…？ひっく」




人が真剣に悩んでいるのに…



「そーだ！蛍！私の事ビックリさせてよー！ひっく」



と私が言うと、露骨に嫌そうな顔をする。




月島「そんな事しなくても止められるでショ」




面白くないなー！蛍は。



「コレが一番手っ取り早いでしょ？さぁ早く！ひっく！」



月島「…あのさぁ、驚かせて！って自分で言って驚くヤツがいる？」



そっか。それもそうだわ！




月島「何納得してんノ。ほら行くよ？」



「うーん…ひっく！」






しばらく歩いていても私のしゃっくりは止まらないまま…




月島「…ねぇA。」




「ん？何？ひっ」







私の一番最後のしゃっくりは、最後まで鳴らなかった。



私が振り向いた瞬間…







「…んっ…んむぅ…ぷはあっ！」





蛍が口づけをして来たから…。




月島「ぷはっ…はぁ…はぁっ…。どう？止まったでショ？」







蛍の馬鹿っ！





「心臓が止まるかと思った！！」





もーう！なんでそういう事するかな！






番外編終わり

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