なんでそういう事するかな【月島 蛍】

なんで17 ページ18

そう言って佐藤君の前に立ちはだかるのは




「月島く…ん。」



やっぱり月島君は



佐藤「なんだよっ…またお前かよ！！月島蛍！」



月島君は



月島「そういうの、みっともないよ？」




正解を導き出してくれる



佐藤「いつもいつも邪魔しやがって！」



月島「…かっこわる。」



月島君は笑っていた。



佐藤「かっこわるい？そんなのどうだっていい！僕はAを手に入れられさえすればいいんだ！」



残念ながら私は貴方のモノになる予定はありません佐藤君。



月島「何それ。変質者？」


月島君は佐藤君からスマホを取り上げる。



月島「手に入れる、手に入れるって言ってるけどサ」


佐藤「ひぃっ！？」





月島「ソレがもう他の誰かのモノだったらどうする気なの？」





月島君は佐藤君のスマホを右手で持ち、両腕を左手で束ねていた。



身長高い人の睨み付けは迫力あるなぁ…



月島「コレ以上やったら君、就職出来なくなっちゃうネー？」



やっぱり。



いつもの挑発。




佐藤君は逃げて行ったけど








なんで、なんでさ。


そういうことするのかな…






「月島君。…好きだよ。」









月島「…知ってるし。」




「…はい？」




え、ちょっと待ってよ！人が折角ラブコメ風に進行してたのに！



月島「だから、知ってる。って言うか、そう言うキミもボクがキミの事好きって知ってたんでショ？」



月島君…顔真っ赤だ…。




コレ、ガチだ！




恥ずかしさのあまり何も言えずに立ち尽くしていたら、



月島「だってさ。好きでもない人の為に勉強とか、まず教えないし。好きでもない人の為にこんなに体張って戦ったりしない…し…。」



「月島君…。」



何ソレ…！？



月島「蛍。次からは月島君じゃ無くて、蛍。わかった？」



顔が…熱い…！


けど…








「好きだよ！蛍！」




月島「ボクも…。A。」







【おまけ】

…っていうかさ、ボク結構前に名前呼びしたんだよネ。( なんで4 参照)


「先取りしてゴメン…。」

「んえっ！？何が！？」

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