なんで15 ページ16
勢いに任せて
明日!
なんて言ってしまったものの…とうとうその明日がやって来てしまった。
別に嫌いな感じじゃないけど、何か違うんだよなぁあの子。なんて断ろう…
無難にゴメン?
…もういいや!どーにでもなれ!
そうだよね!堂々と断ればいいのさ。
お昼のチャイムが鳴る。と、同時に
「うぉぉぉぉっ!」
走り出せ!
月島「高瀬さん…?(おかしい。今日は限定メロンパンの日の金曜日じゃないのに…)」
佐藤「おまたせ!高瀬さん。」
「…あの…!」
よし!言え!
「ゴメン!付き合えない…。あのね?
佐藤「なんで。」
「…は?」
おっと、いかん。驚きのあまり良くない言葉が…
などと呑気な事を考えていると、
佐藤「だから。なんで?って言ってるの。」
「え、ちょっ…!?どうしたの急にっ」
焦る私。え、なにこういうキャラだったのこの人。
佐藤「1日!一晩も待たせておいて断る?期待させておいて!おかしいよ!高瀬さん、目を覚まして!」
えー…。そう来たかー。すまん、それはコッチの台詞だ。どうやら目を覚ますのは君の方だ。
「え、ちょっと落ち着こう?ベンチ座って?」
佐藤「おかしい…おかしいよ!そんなの間違ってる!僕は高瀬さんが好きだ!だから高瀬さんも僕の事…好きでしょ?」
うわーダメだこいつー!手遅れー!
何?その 僕は貴方が好きだから貴方も僕の事を好き っていう謎の方程式!
…サイコパ…ダメだ!コレ以上言ってしまってはダメだ!
「取り敢えず佐藤君…」
佐藤「名前で呼んでよ!Aちゃん!」
「えっと…。私用事あるから!じゃあね!」すっとぼけ
忍法逃げる!
佐藤「Aちゃん…どこ行くの?僕はずっと好きだったのに。」
いや、知らねえよっ!
「私…佐藤君の事全然知らないし!正直どうでもいいもん!」
喰らえ!言葉の暴力!どうだ?
佐藤「じゃあもっと知ってもらえばいいよね…?付き合ったら何か変わるかも!」
「ダメだこの子っ…」
どうしよう…ホントに逃げられないよ。
佐藤「Aちゃん!僕と付き合って下さい!」
いきなり清純派かよ!
怖いっ…
「月島くっ…
私がそう言いかけると佐藤君は目の色を変えた。まるで獲物を捕らえたライオンのようだった。
佐藤「なんでそいつなの…なんで月島なの!?ねぇA!もうコレ以上月島蛍とは話しちゃダメ!触れちゃダメ…近づいちゃダメ見ちゃダメ!」
狂ってる。
33人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アセロラ♪(プロフ) - 梨月さん» 面白かった!?最高の小説っ…!?勿体無いお言葉をありがとうございますっ!ツッキー、イケメンに出来たでしょうか…?イケメンイメージ壊れなくてよかったです!コメントありがとうございました! (2017年9月1日 22時) (レス) id: 8506553d2b (このIDを非表示/違反報告)
梨月 - 面白かった〜!(^^)! てか、佐藤くん怖すぎ、、ツッキーがイケメン とにかく、最高の小説だったよ!! (2017年9月1日 21時) (レス) id: b4a84e38e5 (このIDを非表示/違反報告)
アセロラ♪(プロフ) - 璃梨さん» ありがとうございますっ!記念すべき初コメント…感動ですっ!これからも頑張りますので是非読んで頂けたらな、と思っています! (2017年9月1日 20時) (レス) id: 8506553d2b (このIDを非表示/違反報告)
璃梨 - とても面白かった!!!!ほかの作品も頑張って!! (2017年9月1日 20時) (レス) id: ea129f288e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アセロラ♪ | 作成日時:2017年8月23日 11時