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藤 「そっか俺も最強なのか〜」
北 「さいきょーさいきょー///」
藤 「俺には勝てない?(笑)」
北 「かてないかてないっ///」
藤 「ふふ、なんか嬉し〜♡」
甘い空気にソッとミツの腰に手を回すと、
その手をベシッとはたかれ、「外っ!」って怒られた。
藤 「ちぇ〜」
北 「ちぇ〜じゃないわ」
藤 「ったく、俺の最強は何よりもミツだよ(笑)」
軽く不貞腐れたように笑い、
柵に両手を掛け、また空を見上げた。
それにしても、本当綺麗だなぁ・・・
北 「・・・・・・あ」
藤 「ん?」
ミツの声に目線を空から下げると、
ミツの肩に掛かってたブランケットが落ちたようで、
拾ってあげようと柵から離れしゃがむと、
一緒になってミツもしゃがみ、冷えた手を重ねてきた。
そして空に浮かぶ満月よりも、
綺麗だと思わせ、俺を虜にする黒目が俺をジッと見た。
まるで何かを求めるように。
ほら、やっぱミツの方が最強じゃん。
藤 「・・・・・・ふふ、わざとか(笑)」
北 「わざとだ///」
藤 「外では触っちゃ駄目なんでしょ?いいの?」
北 「今なら壁で見えないし///」
藤 「手、冷えちゃってんね」
暖をとってもらおうと、
重なったミツの手を自分の頬にあててあげてみたけど、
「冷えてる」と笑われた。
藤 「ありゃ、キマらなかった(笑)」
北 「大丈夫、いつだってキマってる」
藤 「わっ」
そのまま倒れ込むように体重をかけてくるから、
俺はミツを抱えるように尻餅をついた。
藤 「大胆か(笑)」
北 「ふふ」
少し笑って、少し見つめ合って、そして静かに唇を重ねた
藤 「唇も冷えちゃってんね、中入る?」
北 「ん」
藤 「部屋に戻ったら唇以外も暖めてあげんね(笑)」
北 「・・・頼んだわ///」
藤 「お、素直。珍しい(笑)」
北 「ちょっとね、ピンクムーンに魅せられたもんで」
藤 「お〜満月パワー(笑)」
「満月様々だ」ってミツを身体から離すと、
「ばぁか、お前の事だよ」と鼻で笑われた。
俺は驚いて立ち上がれずにいると、
「俺から離れたら許さないから」と言って中に入ってた。
藤 「え〜・・・?(苦笑)」
いやいや、今離れていったのミツじゃん(笑)
って思いながらも腰をあげ、その背中を追い掛けた。
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朱蝶(プロフ) - Mameさん» Mameさん♪お返事大変遅くなり申し訳ありませんm(__)m5月から今ぐらいは本当に体調崩しやすい季節ですよね、Mameさんを含め皆さん大丈夫ですか?ご無理だけらなさらないでくださいね(´・ω・`)私のお話で少しでも癒されたらなら良かったです(*^^*) (2019年6月28日 18時) (レス) id: fea3ffa764 (このIDを非表示/違反報告)
Mame(プロフ) - GW入ってからずっと自分を含め家族の誰かが調子悪いのが続いてまして、今もなんですが、少し落ち着き、読みかけで止まってたこちらの作品、やっと今日読めました(^^)ここのとこほんとしんどかったので、二人のイチャイチャに久々にニヤニヤしながら癒されました(*^^*) (2019年6月9日 4時) (レス) id: 593bed3f62 (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - はるさん» はるさん♪お返事遅くなり申し訳ありません!お話楽しんで頂けて良かったです(*^^*)すっかり更新も減ってしまいましたが、楽しんで頂きたいと頑張っておりますので、また更新した際には是非宜しくお願い致します(*^^*) (2019年5月29日 21時) (レス) id: fea3ffa764 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - お久しぶりです!やっぱり朱蝶さんの描くお話しが一番好きです☆これからも更新楽しみに待ってます♪ (2019年5月21日 11時) (レス) id: 26ea40f258 (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - ゆちゅ 。さん» ゆちゅ。さん♪お返事遅くなり申し訳ありません!コーンムーン!みつくんにピッタリですよね(笑)私も調べて見た時、思わず笑ってしまい、これはいれなきゃ!と思いました(笑)楽しんで頂けたのでしたら何よりです、こちらこそ有難うございます(*^^*) (2019年5月14日 19時) (レス) id: fea3ffa764 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱蝶 | 作成日時:2019年5月1日 20時