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『？』
JK「俺に触ってA。そしたら多分、ちょっと慣れるから」
見下ろすグクが、にこにこと私が頭に置いた手と、手持ち無沙汰に膝の上にあった私の両手を掴んで、自分の肩に乗せる。
JK「頭だけじゃなくて、どこでも良いから好きに触ってみて。俺もAを触るとすっごく良いんだけど、多分する方とされる方の感覚の違いじゃないかな？声が出るほどじゃないんだよね」
『…ごめんグク、もう一回言って。「好きに触って」ってところから私めまいと動悸で苦しくて、話がぜんぜん聞けてない』
JK「めちゃくちゃ照れたっていうわかりやすい説明、ありがとう」
どこでも好きに、なんて言われて動揺した私に、目元にしわができるくらい笑いながら、グクがもう一度ゆっくり説明してくれた。
そして、私は今。
なんなら昨夜のえっちな夜よりも、いけない事をしているんじゃないかって、思ってます。
グクは昨日、最初からお泊りする気満々で、着替えをちゃんと持ってきていた。
前開きのボタンのついた、襟のないゆったりした綿シャツは、私の手でボタンが半分外されて、肩をはだけさせて、グクの特徴的なタトゥが見えている。
昨日はゆっくり眺める余裕はなかったから、指でその文字のスペルをそっとなぞる。
JK「んっ」
びくって肩が揺れて、グクが声を上げるから、私はとっさに手を引いた。
そしたら目元を赤くしたグクは、ソファに頭をあずけた斜め下の目線で、
JK「いちいちびっくりしないで。続けて」
って私を安心させるように微笑んで見せてくれた。
ちょっと、鼻血が出そうってこんな感じ？
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作者名：フネ55
| 作成日時：2022年12月10日 10時
