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自動ドアを出てすぐのところで、我慢できないとばかりに袋を開ける壮大。舜斗がまた私をチラリと見るから「食べなよ」と促した。
「そういえば春季のビデオ、見せた？」
「あー……うん」
「ははっ。なんか、微妙な顔」
苦い顔をする壮大に、悪いこと聞いちゃったなってちょっとだけ胸がキュンとする。「あと1人なのにごめんね」って、やっぱりそこを気にしてたのかって台詞にキュンを通り越してギュンとした。
「レオくんかJが留年でもしてくれれば良かったのになぁ」
「なんて不謹慎な」
「ふはっ、」
チキンを頬張りながら笑う。「俺の友達、未経験ですけど誘ってみましょうか？」と舜斗の言葉には首を横に振った。
「ウチはほら、彼のお眼鏡に叶わないといけないから」
未経験は難しいかな。と言えば舜斗は「そっか」とポカンとした顔で頷く。ちゃんと理解してるかな？
まあ舜斗は入部届出した瞬間に受理されたって言ってたしな……珍しいこともあるって壮大と驚いたっけ。
「そういえば都高のWEBエントリー始まったけど、2人ともS1以外に出たい種目ある？」
「俺、半フリ、1フリ、2フリ、2コメ」
「えっ、なんなの？欲張りなの？」
「リレー無いならそんくらい出ときたい」
「うーん、けどプログラム見てもう一回ちゃんと考えなさい。舜斗は？」
どうする？と訊ねれば、悩む仕草を見せる。S1だけで出場した春季大会の終わりに『物足りない』と言っていたと壮大に聞いたから、都高は他の種目にも手を出すかな。
「半フリ一緒に出ようぜ」
「うーん、……じゃあ半フリでお願いします」
「1フリも出ようぜ」
「へへっ？えー、じゃあ1フリも」
悪ノリモードに入った壮大に慌てて「やめなさい」と止めに入る。舜斗や、素直で可愛いのはいいけど、冷静にね。悪いお兄ちゃんの真似をしてはいけません。
「2バタと1フリは連続だからやめとこうか。壮大も、2フリと1ブレが連続なの、見た？」
「うい〜」
「削るよ？てか1ブレの次も半フリだからね？」
「それは出る！」
「はいはい。じゃあそれでエントリーするね」
「……あ、A先輩」
「ん？」
「やっぱり2コメも追加していいですか」
「おっ、ええや〜ん しゅんちゃん！」
「ふへへっ」
テンション高く肩を揉むような絡みをする壮大に、舜斗がニコニコしている。その様子に「いいね！応援楽しくなりそう」と私も同調した。大会2日目は寂しいかなと思っていたけど、これで結構忙しくなりそうだ。
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祐莉 - お久しぶりです! 更新いつまでも待ってます。 (2022年10月21日 20時) (
レス) id: 141db64209 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - masayo_8さん» ゆっくり更新になりますが、是非お付き合いください😌💓水とお友達のびふぁ君たちを書きたかった…！ (2022年10月8日 2時) (レス) id: 8cbda2bab5 (このIDを非表示/違反報告)
masayo_8(プロフ) - 新しい小説〜！これから、楽しみですぅ( ꈍᴗꈍ)水泳部。。。想像しただけで、よだれが。。。(笑) (2022年10月7日 8時) (レス) id: 9b3b932bb4 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - 祐莉さん» お久しぶりです。またまた私でなんだか申し訳ない（笑）ゆっくり更新していきますので、気長にお付き合いいただければ嬉しいです(^^) (2022年10月3日 4時) (レス) id: e5900b4b59 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - BESTY さん» はじめましてこんにちは！色々とお読みいただいているようでありがとうございます(^^)ゆっくり更新にはなりますが、楽しんでいただければ嬉しいです。 (2022年10月3日 4時) (レス) @page12 id: e5900b4b59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2022年9月30日 22時
