変人には眼福を！【名探偵コナン】 (ページ10)

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ep.9 ページ10

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「ところで陣太くんは？」

「タバコ」

「やば、見に行かなきゃ」

「…ねぇ、彼らのことを詳しく聞くなって言ってるけど、オレが話したいと思ったら話してもいいんだよね？」

真剣な顔で聞いてくるヒロくん。
カッコイイ…なんでそんな顔が良いの？
安心して、素顔も好きよ

「……忘れないで。
貴方の事が世間に知られたら、彼らも対象になってしまうってことを…」

「それでも、彼ら...いや、アイツらには言わないといけない気がするんだ」

「なら何も言わないさ」

あやす様に頭を撫でると、｢子供扱いしないで｣と照れ顔で怒られました。
ありがとうございます！！！

「あ、陣太くん。
買いたいのあった？」

「中古屋行きてぇ」

「はいはい、コナンくん迎えに行ってから行こうか」

「どこ行ってんだ？」

「本屋」

「よし待ってろ。
ここ動くな、見張ってろ」

「推しに貢がせろ！
え、ちょ、ヒロくん力強いんだけど！？ビクともしない怖い！！！」

何かを察した陣太くんがヒロくんに見張りを言いつけた瞬間、ヒロくんは石になったかのようにビクともしない。

え、こんなに差あった？マジで？
いつもそんな素振り見せないのに...！

「必要なものなら買わなきゃ。
お小遣いもないのに」

「オレにも刺さる言葉だな」

何言ってんだ、稼いでるくせに。

そんなやり取りをしてたらコナンくんと陣太くんが帰ってきた。
グラサンしてるから危ない人にしか見えないのやば

「何してるの？」

「欲しいのなかった？どんな本でも買ってあげるよ！」

欲しいタイトルはなかったそうです。残念。

もう誰もここに欲しいものはないらしいので、このままコナンくんを送ることに。
しまった、クレープ買うの忘れた。
甘いの食べたい

「探偵事務所…ここか」

「ありがとうAさん、陣太お兄さん、ヒロお兄さん！」

「良い子...！」

「悪いことは言わねぇから、コイツに笑顔振りまくのはやめとけ」

「いい加減怒るぞ？？？」

コナンくんから乾いた笑いが聞こえた。つら。

荷物を渡し、コナンくんが上がっていったのを見届けてから車が動いた。

楽しいお買い物だったよ…
小学校生活がんばるんだぞ…

「松田と萩原だよな？」

「……は？」

…え、今話すの？？
せめてわたしがいない時にして？

「二人もAさんに助けてもらったんだろ？
原因とか聞いてもいいのか？」

「は？え、お前…」

驚愕して狼狽えてる陣平くんが見れたんで良しとするか