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ep.7 ページ8

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「捕まるぞ、変人。
つーか、オメー無理なんじゃねぇの?」


何とは言わずにチラッとコナンくんを見る陣太くん。
よくぞ聞いてくれた。


「むしろ聞いて。
この子は最高オブ最高にかわいいの。子供ながらにこの顔はもはや罪!」


「おい、ボウズ。
身の危険を感じたらなりふり構わず逃げろよ?」

「が、がんばる…」


そんな会話が繰り広げられていることなんて知らずに、ひたすらにコナンくんの良さを語る。


「あ、今語ってる場合じゃないな。
ヒロくんの為にも秒で用意しなきゃ!」

「へーへー。
んで、ボウズはどうすんだ?」

「コナンくんは一緒に行くよー!
学校の準備しなきゃ!」


阿笠さんに準備はわたしがすると伝えてあるし、今日行っても問題ないでしょ。

軽くメイクを直してから、服装と荷物チェック。
よし、問題なし!


「おまたせ、行こっか」

「ほ、ホントにいいの?」

「学用品は必要だからね。
それとも明日にでも二人で行く?」

「お兄さん達がいる今日がいいな!」

「…クッ!! 顔が良い...!」

「重症なこって…」


呆れられたけど知ったこっちゃない。
ヤバい、この後 もう一人追加されるの?
どうしよ…


「病院に電話して輸血の準備でもしてもらおうかしら…」

「待ってんだから行くぞ」

「オッケー!すぐ行こう!」


ルンルンで家を出て、ヒロくんを迎えに行く。
ああ、どうしよ、心臓がドキドキしてきた…


「車酔い?」

「心配すんな。
どーせ、今から会う奴に緊張してるだけだ」

「え?知り合いなんだよね?」

「顔が良いんだ…」


声を絞り出して答えると、「ああ...」と呆れたように納得された。


「なんで顔を良くするの?
人目に付くじゃない、お願いだから貢がせて…」

「安心しろ、貢げるぞ」

「ヒュー!最高だね!
陣太くんも欲しいのあったら言ってね!」

「…どういう関係なの?」


コナンくんの質問になんと答えるのが適切なのか少し考えるも、答える前に第一の目的地に着いてしまった。


「Aさん、来てくれたんだ!
えっと、その子は...?」

「先乗れ」

「あ、ごめん。
…よし、それで犯罪者になったの?」

「ひどいな!?
この子はわたし史上最高に顔が良い子供!江戸川コナンくん!
こっちに越してきて、もうすぐ小学校へ転入するから準備とかもろもろしてあげるの!」

「松平…止めてあげろよ」

「俺が行った時には決定事項だったんだよ」


前でごちゃごちゃ言い出したので無視してコナンくんに話しかけた。

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設定タグ:名探偵コナン , 救済 , 警察学校組   
作品ジャンル:アニメ
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aaa - ふたみや遥様の作品大好きでずっと愛読してました!更新とても嬉しいです!ありがとうございます、!! (2023年5月5日 14時) (レス) id: 15c763c3c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふたみや遥 | 作成日時:2021年5月21日 17時

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